大嫌いな夏を笑う

生きて ページ6

生きるって何だろう
死ぬって何だろう
目が見えるって今まで
何を見てきたのだろう
瞳から溢れる光る粒とか
何で流して来たんだろ




意味なんて無かった
生きる意味なんて無えんだ
いつまで泣いてんだよ
泣く意味も無くなったんだろ？
あぁ、なぁ、そうやって
生きてんだよ死にたくなっても
きっと。






解るって何だろう
表情って何だろう
声が出るって
今まで何を聞いてきたんだよ
夢から堕ちた私が一人
何を目指して何を望んだのか







馬鹿なんて居なかった
皆頭がいいな
私がただ地面に
脚を着いていただけだった
あぁ、また、そうなんだ
君すら私を置いていくのね
ほら。



もう、死にたい、死にたいよ
この三階音楽室の窓辺から
堕ちて行きたいな
思いっきりジャンプして。
誰かの目に焼き付けて
誰かの脳内にこぎり浸いて
私の存在と意義を認めさせて。


なんて出来ないけど

嫌だなこんな私だ。




君がまた笑うから
私の意思は揺らぐんだ
恵まれた人、恵んだ人
貶された人、貶した人
私が崩れていく
目を固く瞑った
涙堪えても

意味すらも無かった
死んでもいいなんて思った
でも結局出来ねぇんだ
いつもみたいな私だよと。
もう、あぁ、全部をさ
何もかも無いように出来たら。


君とも会えなかった

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