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▽至福の時を君と:rbr ページ8

久し振りにロボロの予定が空いていたので二人でファミレスに行くことになった、のだが。



「……チーズハンバーグも1つ追加で!」

「いやどれだけ食べる気なの!?」




彼はよく食べる。現在私達のテーブルに置かれた皿を数えることざっと三十枚。私が頼んだメニューなんてたったの二、三品。それに比べてロボロが頼んだメニューの数は私の約十倍近く。


何故そんな小さな体に膨大な量のご飯がぽんぽんと入るのか私には理解できない。なんで?ロボロの胃袋はブラックホールか何かなの?




「だって美味しいやろ?ずっと食べていたいねん」

「それでもこれは食べ過ぎでは」

「ううん、これの倍は食べとるから全然平気〜」

「マジか」

ニコニコと笑いながらオムライスを食べているロボロを見ればまぁ本人が好きだと言っているしいいかなと謎に納得してしまった。彼も毎日忙しい筈だ。一日ぐらいリラックスできる日があってもいいだろう。






何分か経ち、漸くロボロの元に出来たてのチーズハンバーグが運ばれてくる。
ロボロは直ぐに箸を掴み、チーズハンバーグに手をつけた。




「ん〜、やっぱいつ来てもうまいわ、俺ここのハンバーグ大好きやねん!」


もぐもぐと咀嚼し、ほっぺたをぷくりと膨らませながら話すロボロ。成人済み男性にしては珍しい低身長でそんな子供っぽいことをするもんだからついつい急いでご飯を食べる中学生みたいに見えてしまった。




しかし、ロボロが美味しそうにハンバーグを食べているものだからつい私も一口食べたくなってくる。しかしなぁ、これから注文しても途中でおなかいっぱいになって食べられなくなるのがオチだ。食べたかったけど諦めてまた今度にしようかな。



そう考えながらじーっとハンバーグを見ていればその視線に気づいたのだろう。ロボロが「どうしたん、A?」と私に声をかけてくる。



「いや、その、今ロボロが食べているハンバーグ美味しそうだなぁ…って」



そう素直に言えばロボロは笑いながらハンバーグを一口大に切り、箸でその切り分けたハンバーグを持ち上げ、こちらに向けた。



「Aだけ特別な?ほら、あーん」

その指示に素直に従って口を開けばロボロが口の中にハンバーグを入れてくれた。



もぐもぐと咀嚼し、じっくりとハンバーグの味を味わう。あ、これ凄い美味しい!今まで食べた中で1番かも!





「あ、美味しい!」

「やろ!?俺のオススメやねん!」



そう感想を告げ、二人で笑い合った。

▼弓矢と的:sho→←▼


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西 - この方角に福があるはずです

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無名 - 初めまして白瀬妖さんの作品は全部好きです。唐突ですが神様はじめましたと、ヤンデレから逃げろの作品のパスワードが知りたいです。無知ゆえどうやればいいか分からずに、ここに書き込みました (2021年11月27日 17時) (レス) id: 5c7216aa1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白瀬妖と紅巴 x他1人 | 作成日時:2018年11月16日 3時

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