【w.r.w.r.d.!】Mi sta cercando (ページ6)

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▼その愛食わずしてなんとする:zm ページ6

軍パロ、ちょっとぐろっちぃかも
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トントン
「ゾムはな、よう食うわ」

ロボロ
「俺にその話するん？」

ゾム
「いや俺居るし」

食堂にて、ただ食べていた時の話

そして

トントン
「ゾムー、そろそろお前とAの過去聞かせてや
そろそろ身内の情報知っとかんと、グルさん直々に嫌ってくらい聞かれるで」

『……ゾム、どうする？』

ゾム
「んー？ええよー
ただ……Aには触れんといてな」

ピリッとした殺意殺気の波が空気をふるわせた

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トントン
「で、聞かせて」

ゾム
「俺らはなー、ずーっと戦争の絶えない国に生まれた
どんだけ辛くたって、辛いなんて苦しいなんて言えない国でな？食料もない、水もないそんな国だったんよ」

その言葉の並びに取り巻かれた過去
だけど……
それをトントンは、グルッペンは……幹部は

仲間はどう受け取るだろう

ゾム
「この先はちょーっとやばいかも
俺らはな、2人で1人だった
ただ寒い地下で生活してたこともあったし……

俺らがよく食べる理由は、ロボロとは違うかもだけどな
食料の美味さを知ったから
酷かった

泥水啜って
腐った血肉食って
木に実った林檎があったら争奪戦起きるから、俺らが先にとって2人でわけてたこととかあった
一時期血を飲んで過ごした時あった
胃とか喉とか気持ち悪かったけど、そんなん気にしてられんかったし」

淡々と、しかし何処か懐かしそうに話すのは、どうかとも思うけど……
トントンは、真顔だけど、何処か苦しげにそれを聞いていた
そしてこの軍に居たい理由

『ゾムはね、私を助けてくれる、優しい人
だから私はゾムを守りたい』

ゾム
「俺はAが大切
ずっと好きやから……ずっと大切に守ってたい」

トントン
「……わかった、お前ら相当ヤバいやん」

その言葉に、過剰かとは思うけど、ナイフを突き立てる

『ゾムを侮辱するか貴様』

どれだけ仲間で、大切であろうが
ゾムを傷付けるのは許さない
……訓練は仕方ないって抑えてるけど

トントン
「あー、すまん、語弊や
過去は酷い、それは確かになんやけど
それ以上にお前ら同士の愛がやばい
見てておもろいわ
多分グルさんもOKしてくれるだろうし、ええよ、うん
大丈夫そうやね」

書記長は、優しく笑った