【w.r.w.r.d.!】Mi sta cercando (ページ14)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:24,520 hit

▼ ページ14

『へぇ、てことはその国はもうないの？』

にいさん
「ないというか……うん」

オスマン
「我々国(うち)の防壁の一部の役割を担わされてるってことやね
……正直、可哀想とか思わんよ
面倒なことは避けるめぅ～」

にいさん
「で、視察とか、貿易とか、外交とか……
そういうのを裏でコソコソするのが俺達」

オスマン
「人聞き、わっるぅー」

にいさん
「実質そうやろ」

オスマン
「そーだけどー」

不満げに唇を尖らせるオスマン
まぁ、仕方ないんだろうな、仕事上なんだし

『にいさんは、彼女できたの？』

にいさん
「ぶふっ」

オスマン
「んっ、ふふふ」

にいさん
「…………いや
寧ろあれ以降めんどくさくなって……」

『へぇ、てっきり他国で作ってくるもんかと』

にいさん
「んなわけ」

あれ、違うんだ

オスマン
「俺はAちゃん一筋やで」

『あはは、ありがとう』

にいさん
「俺もA一筋
これが印」

首のチョーカーを撫でたにいさんは、妙に満足気だった
オスマンと、火花散らしてたけど

……ありがとう、ございます(?)
あの、そこで火花散らさないで……

『ほら、また外の国のこと教えて？』

オスマン
「本当はグルッペンに禁じられててダメなんやけど…
Aちゃんだから許すめう！」

にいさん
「んじゃ、どっちの話聞く？」

オスマン
「勿論俺！ね？そうやろ？Aちゃん」

にいさん
「慕ってる俺の話、聞きたいって思っとるよな？」

さて……
どっちにしようか