【w.r.w.r.d.!】Mi sta cercando (ページ4)

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▼любовь:dks ページ4

『トントン、寝て？』

私がこう言うのにはとっても大事な理由がある
彼、今日で三徹目なの
ワーカホリックと社畜掛け合わせてるよね、もう
大体意味同じ感じするけど

トントン
「大丈夫」

トントンはいっつもそう言って寝ようとしない
仕事に追われてるのは分かるけどね……

『あんまりに寝なさすぎるとね？
倒れちゃうんだよ？
倒れたら…余計仕事できないよ？』

トントン
「う……
でもなぁ、A………いや、ええわ
グルさんに構ってもらっとき」

グルッペン
「さぁ来いA、今すぐ社畜を放って遊びに行くゾ！」

あんたも社畜だよ

無駄にかっこいい面をキラキラさせちゃってさ
だからコメントにぐるっぺんくん(5)とか書かれるんだからな！

トントン
「おん、行ってら～」

グルッペン
「ん？トン氏はええんか」

トントン
「いやおま今置いてくとか言ったのあんたやん」

グルッペン
「まぁ……せやな？」

なんだコイツ、みたいな目で訝しげに見てるトントン
やめて！グルちゃん幼稚園児に防犯ブザー鳴らされたばっかり!!←

グルッペン
「ええんか、いや、別に俺は構わんぞ、うん」

トントン
「……おん？」

グルッペン
「よし、A、遊びに行ってそのままホテルへ行こう
こんな社畜のところにいてもダメだ
大先生におすすめは腐るほど聞かされてるからな、いい所行こう、よし決定」

まて、決定するの早い
私も吃驚したけどさ
1番驚いてるのトントンだからね
口開いたままだよトントン、イケメンが台無し

『大先生って時点でなんか無理かなー』

グルッペン
「哀れだナ
まぁ、行こう」

『ふぁ!?』

ずるずるーっていう効果音が正しいのか
引き摺られて玄関まで行く
態々丁寧に靴まで履かせてくれちゃって

グルッペン
「なぁ、A」

『え、な、何、宣戦布告か……!?お……!?』

喧嘩早いわけじゃない
こいつが悪いんだ、この人が！
魔王じゃん！

グルッペン
「宣戦布告、か……
あながち間違いではないな

……

このまま俺のものにはならないか？」

『っは……？』

するりと頬を撫でられる
そのまま近付いてきた顔

「待てやゴラァァァァァァァァァ!!」

その言葉と同時にそれは止まった

グルッペンは嫌そうな顔してて
それでも直ぐに喉の奥でくつくつ笑って

振り向いた先には、真っ赤な顔をしながら
半分恥ずかしさ半分怒りを顕にしたトントンがいた