相応しい ページ23
なかむの部屋の前。
そこで俺は扉を開けるのをためらっていた。
怖い、怖すぎる。
開けた先、絶対に衝撃的な空間が広がっているのだろう。
前にも言ったが、なかむは本当にすぐ病む。
ただ、病み方がとてつもなく特殊なのだ。
深く深呼吸をしてから、俺はドアノブに手をかけた。
中はゴミや、食べかけのケーキが乗った皿で埋め尽くされていた。
その中に小さなパンダが一人、部屋の隅でうずくまっていた。
n「レイルレイルレイル‥‥」
あれは駄目だ、完全に病んでいる。
「なかむ、俺帰ってきたで？」
n「どうせグルッペンさんに気に入られて、我々だ国に入っちゃうんだ‥‥」
なかむが言っている内容の中心人物の俺がここにいるというのに、なかむは俺の声が全く聞こえないようだった。
n「レイル取られちゃうなんて‥‥俺代表失格だなぁ‥‥」
「んなわけあるか!!!!」
咄嗟に出してしまった大声。
さすがのなかむも、この声は聞こえたようでびっくりしていた。
n「えっ、レイル‥‥!」
「あんなぁ!俺らはなかむが大好きで、1番代表に相応しいって思っとる!」
俺は知っている。
俺達の代表になった後、みんなが付いてきてくれる人間になれるように、と訓練を誰よりも頑張っていたことを。
俺を助けた時みたいに、困っている人がいたら誰だろうが拾ってきちゃうくらい、アホみたいに優しくて。
兵士全員が、なかむを慕っていることを。
だから、なかむ本人が自分を自虐するのにすら、俺は腹が立つ。
なかむは俺のヒーローで、家族で、
誰よりも尊敬しているから。
「だから、そんなこと言うなっ!」
俺はなかむに抱きついた。
n「うん‥‥ごめんね、変なこと言っちゃって。」
なかむが、そう俺に言ってきた。
「もうそんな事言ったらあかんからな。書類三倍の刑やぞ?」
n「あはは、それは嫌だなぁw」
なかむの笑顔が戻ったことに、少し安心した。
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入間くんlove - 続きを所望します。(Trigger聴きながら書いている) (2021年3月7日 14時) (
レス) id: 304cddc15c (このIDを非表示/違反報告)
入間くんlove - がんばれ！もうちょい誤字脱字無くせるように書き終わったら確認したほうがいいかもねw (2021年3月7日 14時) (レス) id: 304cddc15c (このIDを非表示/違反報告)
#ramu(プロフ) - 霖さん» コメントありがとうございます。rd運営さんですね!にわかの為、キャラが掴めないかもしれませんが‥‥w (2020年6月9日 17時) (レス) id: f3471702b6 (このIDを非表示/違反報告)
霖 - いつも更新されたら楽しみに見ています！ra運営さんだしてほしいです。これからも更新頑張って下さい。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: f4dfc44979 (このIDを非表示/違反報告)
天甘(プロフ) - #ramuさん» ありがとうございます！（？） (2020年6月8日 22時) (レス) id: d6f42ae18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#ramu | 作成日時：2020年4月26日 16時
