柄じゃない ページ13
smile side
レイルが我々だ国に外交に行った。
幹部全員でレイルの見送りをしていたが、馬車が見えなくなった瞬間、周りの空気が暗くなった。
n「はぁ‥‥無理」
なかむがそう呟くと、他の奴らもブツブツと独り言を言い始めた。
もちろん、俺も。
いつもは素っ気ない態度をアイツにとっているが、俺‥‥いや、俺達はレイルのことが大好きだ。
アイツが外交官になることに、本当は全員反対した。
だが、目を輝かせているレイルの前でそんな事も言える訳もなく。
渋々、俺達はレイルが外交官になるのを認めたのだ。
俺も含めて、幹部は全員レイルに対して過保護だ。
俺はいつも、レイルが攫われないか心配になってしまう。
過去に一度、攫われそうになった時は自分で対処していたが、次はどうなるかわからない。
そんな不安を打ち消すために、俺はいつも射撃をする。
そうすれば、精神を射撃に統一できてレイルの事を考えなくても済むから。
レイルが外交に行った日。
俺はアイツから連絡が来るまで、射撃をする事に決めた。
その日はずっと、射撃場に銃声が響いていた。
レイルからの連絡は、いつになっても来なかった。
射撃に夢中になっていたからか、時間はもう朝の6時になっていた。
連絡は無いし、帰ってこない。
俺の背筋は凍った。
大丈夫だ、大丈夫だ。と自己暗示をかけ、射撃をする。
だが、不安からの震えで的に全く当たらない。
sm「クソッ‥‥」
イライラして、雑に撃つとまた的から大きく外れた。
そんな時、射撃場の扉が開いた。
そこに立っていたのは、レイルで。
俺は柄にもなく、レイルに抱きついてしまった。
すると、レイルは急に俺の頭を撫でた。
いつもは恥ずかしくて抵抗するが、今日だけはなんだか撫でてほしくてジッとしていた。
sm「‥‥他の奴らのとこ行ってこい」
そんなことを言ったが、本当はもう少しだけここにいてほしい。
年下のレイルに、そんなことを思ってしまう俺はおかしいのだろうか。
だが、しょうがない。
俺より、他の奴らの方が過保護だ。
きっと凄くコイツのことを心配しているだろう。
だから、早く行ってきてやれ。
書類、早くやってもらいたいしな。
射撃場から出ていくレイルの背中を見ながら、そんなことを考えた。
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入間くんlove - 続きを所望します。(Trigger聴きながら書いている) (2021年3月7日 14時) (
レス) id: 304cddc15c (このIDを非表示/違反報告)
入間くんlove - がんばれ！もうちょい誤字脱字無くせるように書き終わったら確認したほうがいいかもねw (2021年3月7日 14時) (レス) id: 304cddc15c (このIDを非表示/違反報告)
#ramu(プロフ) - 霖さん» コメントありがとうございます。rd運営さんですね!にわかの為、キャラが掴めないかもしれませんが‥‥w (2020年6月9日 17時) (レス) id: f3471702b6 (このIDを非表示/違反報告)
霖 - いつも更新されたら楽しみに見ています！ra運営さんだしてほしいです。これからも更新頑張って下さい。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: f4dfc44979 (このIDを非表示/違反報告)
天甘(プロフ) - #ramuさん» ありがとうございます！（？） (2020年6月8日 22時) (レス) id: d6f42ae18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#ramu | 作成日時：2020年4月26日 16時
