魔法の鏡 ページ21
A姫が森の中で楽しく暮らしているころ…。
王「おい！まだAは見つからないのか！?」
執「申し訳ございません！ただいま懸命に捜索しておりますが…」
王「なんてことだ。隣の国の王子との結婚も迫っておるのに…！」
執「姫様は森の方へ逃げたと聞いております。」
王「なに！？まさか、狼に喰われてはおらぬだろうな？」
執「ただちに森へ、城の者を送ります。」
王「ああ、できるだけ早くそうしてくれ。あいつはいずれこの国の王座を継ぐものだ。
なんとしてでも見つけないと。」
執「はい。かしこまりました。」
ﾊﾞﾀﾝ
…このやりとりを、柱の影からお后様が見ていました。
后「ふん。なによ。みんなAのことばっかり。
あの子が勝手に城を出たんだから、放っておけばいいのよ。」
お后様は、おもむろに部屋にこもってしまいました。
そして、なんと部屋の鏡に向かって喋りかけ始めたのです。
后「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは、だあれ？」
鏡「………。」
后「どうしたのよ。早く答えなさい？この世で一番美しいのは、誰？」
鏡「…この世で一番美しいのは…」
后「私よね？」
鏡「…A姫でございます。」
后「…は？なぜ！？この世で一番美しいのは私でしょ！？」
そう、この鏡は魔法の鏡。
お后様は、毎日この鏡に「この世で一番美しいのは、誰？」と聞いていたのです。
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わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！キュンキュンが止まりませんでした///また作者さんの作品に出会えることを楽しみにしてます！ (2017年5月10日 18時) (
レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ!! - とてもいい!!更新fight!! (2013年12月26日 0時) (レス) id: 8b451c39ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KANON♪ | 作成日時：2013年11月30日 23時
