13 通話 ページ30
「ほら、でて?」
優しい視線に背中を押されて、恐る恐る声を発する。
『はい、Aです・・・?』
"あ、もしもし甲斐田です。あの、あの感じだと本当に菓子折持ってきそうだったので『何、か好きなお菓子、あったりしま、す、か・・・?』いや大丈夫です!本当に!!"
菓子折の話かと思ったら違ったらしい。なんの話かと首をかしげる。
"あの、もし良かったらコラボしませんか?"
『・・・?』
「wwwごめんAフリーズした。」
"え、そんなことあります??"
「あるんだよAは。」
『っえ?』
「あ、復活。」
『こここここらぼですか?!』
「最初の"こ"多くない?」
"そう、コラボ。どう、かな?"
最初の私のように、恐る恐る聞いてくる甲斐田先輩。甲斐田先輩が折角誘ってくれたんだから、頑張って。
『やってみたい、です!』
かな兄がにこりと笑う。少しは成長したんだよ、と笑い返した。
"ほんと?!じゃあ、詳細は今度決めよう!近いうちにね〜"
『はい、!』
通話が切れる。ふう、と息をつく。
「良く頑張ったね。」
ぽんぽんと頭を撫でる大きな手が、少しくすぐったく思えて目を細めた。
14 【切り抜き】さりゅーるてぇてぇ【もっとやれ】→←12 ヒェッ(全力後ずさり)
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作者名:ショートヘア。 | 作成日時:2022年7月23日 15時