snow drop【降谷零】

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降谷さんを家に送った翌日



私は早朝に公安へ来ていた




それもこれもあの滝本裏警視総監から直々に話があるというからだ。




こんなトップがわざわざ私に会って話さなきゃいけないこと




………なんとなく予想はできている








_____組織絡み









何処かざわつく胸を抑え滝本裏警視総監がいらっしゃる部屋へノックをする






｢警察庁公安部警視空咲すみれです。｣



滝｢入れ｣






低く……失礼だけどドスの効いた声で話した警視総監。慣れたけどやっぱ怖いよね





｢失礼致します。滝本裏警視総監、ご要件はなんでしょうか｣




滝｢まあまあ座りなされ｣






言われるがままに警視総監の向かいに座る




暫くの沈黙を破ったのは警視総監だった




重々しい空気は更に鉄を乗せたように重くなっていく






滝｢今日空咲君に来てもらったのか事の他ない……組織のことだ｣







やっぱり、組織絡み





ざわつく胸が嫌な予感を告げている







｢はい、｣








滝｢証拠は充分揃った｣









警視総監は淡々と私に任務を与えた









滝｢この組織を一斉検挙する｣









“紫蘭”としての最後の任務を_____









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