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「降谷さーん終わりましたー」




空に向けて告げる




「こっちも片付いた」



何処からともなく現れたこの男は、




「任務終了ですね、降谷さん」





"降谷零"

警察庁警備局警備企画課警視正

私の上司

見た目良し、料理良し、知識良し、強さ良し、財力良しの完璧な人なんだけど、仕事柄お相手の女性は出来ない独身30歳...に近づいている29歳



そして中身腹黒のトリプルフェイス



これだけ聞くとやばいおじさんだよね。




降「空咲、お前失礼な事考えてるだろ」

「エスパーですか、とうとう降谷さんエスパーにまで手出したんですか」

降「考えてたんだな」




いやぁ...と曖昧に誤魔化していると降谷さんは私の周りをぐるりと見渡し、苦笑いを零した。





降「また滅多打ちか?」

「何言ってるんですかデコピン程度です」



わざとらしくデコピンの仕草をしてみせると降谷さんからのじとーっとした目線が送られてくる。




降「これのどこがデコピンだよ」



そんなに言う程ですかね。


自分の周りに力なく倒れている男達を見てみると3人とも白目を向いている。

……やりすぎたねこれ

でも弱かったんだよ、本当に。


と、せめてもの言い訳を心の中で熱弁したところで降谷さんに疑問を投げかける。




「本当にこれで任務終了ですか?」


降「ああ、なぜだ?」


「あまりに手応えが無さすぎたから」




降谷さんは一瞬ポカンとしていたがすぐに笑い始めた


降「まぁ確かにな」


「今回は麻薬密輸団って聞いてたから少しはストレス発散できるかな。なんて思ってたのになぁ」




そう、今回の私達の"公安"としての任務は

『麻薬密輸団の取り締まり』



取り締まりと言っても、今回は例外。

あまりに懲りないから1回懲らしめてやろうって

その懲らしめ役に選ばれたのが私と降谷さん

ストレス発散しようと思ってたのに……





降「連れていくぞ」

「はーい」





こうして私の今日の任務は平和(?)に終わったのであった。







(てか降谷さん何処から飛び降りてきた?)

(さすがに廃ビルから飛び降りるのはきついな...)






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鈴蘭 - スノーローズさん» ありがとうございます。そう言って貰えて嬉しい限りです!更新までしばらくお待ちください! (2018年4月27日 7時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 鈴蘭さん» とても面白かったです!!更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2018年4月26日 22時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - スノーローズさん» 分かりました、私の力の限り頑張りますね! (2018年4月14日 19時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 鈴蘭さん» お願いします! (2018年4月14日 16時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - スノーローズさん» スノーローズ様、リクエストありがとうございます。捜査一課ですね!事件の内容はこちらで考えてもよろしいでしょうか? (2018年4月14日 16時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴蘭 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月18日 21時

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