検索窓
今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:24,877 hit

File : アーティチョーク ページ3









闇夜に輝く満月の夜




空に溶けるダークブラックの髪を靡かせる一人の女




彼女は何をしているか?




「任務、開始」





彼女の『仕事』だ






男1「あ、相手は女ひとりだ!!やっちまえ!!」



彼女は怖じ気立つことなく不敵で冷徹な笑みを浮かべた





「女…ねぇ。まだ女は下に見られてるのかしら、どこの時代よほんとに」




靡く髪を片手で抑えて呟く



男2「けっ調子乗りやがって…うらぁぁぁぁ!!!」



「ふぅ…"警告"したから……片付けますか」




男は素手で殴りにかかる


この場では「女性に暴力反対!」はないらしい

彼女は片手で男のパンチを止めた


男2「…へ?」


そのまま手を払い除け膝蹴りを入れる



男2「ぐっ…ふがぁっ!?!」




男は膝から崩れ落ちてゆく

また別の男は

男3「フン…後ろからならっ……」

後ろから奇襲を仕掛けようとしていた


「次から次へと……騒がしいおもてなしね」


周り蹴りで

男3「ぐはっ……!!!」

1発KO



「後は貴方だけ、よ」




女は靴を鳴らしてお頭と見られる男へ近づいていく


男1「お、俺は銃持ってんだよ!!う、動くなぁぁ!!!!」

お頭の男は懐から拳銃一丁を構えた

女はやれやれ、とため息をついて話す

女のアメジストのような紫の瞳が、キラリと揺れた



「これは"警告"よ。今すぐ拳銃から手を離しなさい」




男は一瞬、彼女の気迫に怯んだが言い返した

男1「ここで引き返せるわけねぇだろ!!!」


「まぁね、『銃刀法違反』も追加…。仕事が増えるわ……」


男1「グズグズうるせぇ!もう何したって変わらねぇんだよ!!!」


女はニヤリと場に合わない不気味な笑みを浮かべた




「そうね、変わらないわ」





その瞬間女は勢いよく地面を蹴って駆ける

その反動で男に蹴りを入れる

蹴り、と言ってもつま先で手から拳銃を落とす


という早業を成した





「銃なんかあっても……ね」





男は怯えて逃走を図る、が

男1「ぐはぁっ!!!」

女は飛び蹴りを1発お見舞い、見事1人で倒したのだ




「はぁ……またやりすぎちゃった………」




これは『無敵』と呼ばれる女の不思議で刺激的な日常のお話_______






アーティチョークの花言葉………『警告』

File : *→←File : 紫蘭



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鈴蘭 - スノーローズさん» ありがとうございます。そう言って貰えて嬉しい限りです!更新までしばらくお待ちください! (2018年4月27日 7時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 鈴蘭さん» とても面白かったです!!更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2018年4月26日 22時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - スノーローズさん» 分かりました、私の力の限り頑張りますね! (2018年4月14日 19時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 鈴蘭さん» お願いします! (2018年4月14日 16時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - スノーローズさん» スノーローズ様、リクエストありがとうございます。捜査一課ですね!事件の内容はこちらで考えてもよろしいでしょうか? (2018年4月14日 16時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鈴蘭 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。