snow drop【降谷零】

File : ヒガンバナ ページ20

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風見｢あ、空咲さん｣

｢あ、風見｣



公安フロアに着く前に風見と合流

このパターン多いね

あれ、デジャブかな？




｢これ、一課からの資料｣


歩きながら資料を渡す



風見｢え、なんで空咲さんが一課の……｣



｢そのことについて今からみんなに話す｣




少し不安そうな顔をして後ろからついてくる風見

降谷さんから学んだのかな？

その捨てられた子犬見たいな顔……

降谷さんもそんな顔してる時ある…

ふふっ……似てる




《警察庁警備局警備企画課》と書いてあるプレートを指で弾いて扉を開ける



みんな仕事に追われていて忙しそう

でもこの光景が公安

うん、公安だ




みんなデスクには書類が沢山

私は終わらせたからデスクには何もない



視界の端にチラチラ映る金色の髪

……金色？


いやいやいやだって、さっきまであの人はポアロにいたじゃない

そんなわけないよね…？



ちらっと隣のデスクを見ると…いた。



｢なんで降谷さんいるんですか！？｣




そうそこには何食わぬ顔をして仕事をしている私の上司がいた



降谷｢今日はシフトが早かった｣

｢パートのおばちゃんみたいですね｣



せっかく上司いない中で楽に報告出来ると思ったのに…

降谷さん絶対質問多いもん




｢みなさーん聞いてください｣



みんな一斉に此方を向く




｢今日付で私は2週間程警視庁捜査一課に異動になりました｣





｢｢｢え｣｣｣







＊





ヒガンバナ(彼岸花)………再会

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