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an視点
ハッ、ハッと荒い息を整えて部屋からでる。
完全に一致していた。
フォック様、いや、フォックは私の敵だ。
絶対に殺さなければ。
さて、どうしようか。
あいつを殺すには協力者が必要である。
あいつを憎んでいる奴でないと協力はしてくれないだろう。
・・・そうだ。
特攻部隊。
あいつの異常な強さを見て、嫉妬したものはたくさんいるだろう。
そんな奴らに一声掛ければ、仲間になってくれるだろう。
廊下を歩いて訓練所へと向かう。
ひとらんらん様は・・・いませんね。
扉を開けて兵士達に近づく。
『えっ、アンネ様!今はメイドの訓練時間ではありませんよ?どうされましたか?』
an『私は訓練をしに来たわけではありませんよ。少しお話をしたくて。』
an『貴方達、最近入ってきたフォック、というやつがいるでしょう?私はあいつに個人的な恨みを持っているの。貴方達も、あいつは強すぎだと思わない?嫉妬しない?放っておけばあいつに仕事を取られてしまうかもしれないわよ。あいつを殺さない?』
誘惑する様に、耳元で囁く。
『俺は、賛成だ。』
兵士の一人が声をあげた。
『あいつは人間じゃない。バケモノに仕事を取られるのは勘弁だ。』
拳を握りしめ、わなわなと震えている。
その声を境に、次々と兵士が声をあげていった。
幹部様がいないのを見計らって、様々な軍に声をかけていく。
あいつに嫉妬している奴は少なくないようだった。
総勢で1万ほど集まった。
さ、ここからいろんな計画を立てていこう。
絶対失敗しないように。
直前まで気付かれないように。
バケモノには負けない。
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日高ナツメ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!!お褒めの言葉をいただきとても嬉しいです。続編・・・が、頑張ります。 (2019年12月14日 16時) (レス) id: 661788b92d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 完結おめでとうございます とっても面白かったです 続編楽しみにしています 頑張って下さい(・w・) (2019年12月14日 13時) (レス) id: 3a1e97a875 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - 鈴114514号さん» ありがとうございます!了解しました。今書いていますので少々お待ちください! (2019年11月30日 23時) (レス) id: e00371fa87 (このIDを非表示/違反報告)
鈴114514号 - 楽しく読ませてもらいました!ありがとうございます。 私は4、この後のお話などがやっぱり見たいです! ナツメさんの都合でよろしいです。てかナツメさんが決めて下さい(( 応援しています!!!(爆音) (2019年11月30日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます。了解です! (2019年11月27日 21時) (レス) id: a414d96f78 (このIDを非表示/違反報告)
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