22人目 ページ23
今は食事の時間。
今日も幹部は揃わない。
今日いないのはトントン、オスマン。
トントンは書類をやっている。
オスマンは外交のためにa国へ出向いていた。
彼女は食事はしないが、食堂には必ずくる。
皆が楽しく食事をしているときに一人寂しく部屋にいるのは嫌なのだろう。
zm『シッマ、まだ食べれるやろ？ほら、もっと食いや？』
kn『ちょ、ゾム、もう勘弁して・・・』
彼女は食害を目にした。
今まではトントンの『新人が来てる中でそんなことすんな！』という声によって控えられていたのだが、ゾムも我慢できなくなったのだろう。コネシマの皿にどんどんと料理をのせていく。
「これが・・・食害か？」
sho『せや。もう腹一杯のやつに無理矢理食わせるっていう悪魔の行事や。』
シャオロンが小声で言う。
「恐ろしいものだな。」
zm『むう、フォックに食害出来んのがショックやわぁ。』
ゾムがはぁ、とため息を吐きながら話す。
rb『フォックみんなの前で食えへんもんなぁ。』
「そうだな。・・・ゾムは皆に食わせて回ってるが、ゾムはそんなに食うのか？」
ut『ありえへんくらい食うで。』
すでに食害の餌食になった鬱先生が弱々しい声で話す。
彼のそれは凄く説得力のある言葉だろう。
「やばそうだな。仮面をつけていて良かったと凄く思っているぞ。」
zm『くそぉ。・・・なあ、フォックってどんぐらい食うん？』
「基本的には少食だな。動かないだけかもしれんが。」
rb『動かない？暗殺者って動くもんじゃないん？』
ゾムと同じペースで料理を口に入れるロボロが聞く。
その小さい体によくそんな量が入るな、と彼女は思った。
「俺の戦い方が動かないものだからな。ターゲットを殺したらすぐに帰るから腹は空かん。」
ht『胃が小さいのかな？』
「多分そうだな。」
syp『はえー、それで食わんのですか。』
gr『でもアンネから聞いたが、いつも飯は完食するらしいじゃないか。あれは普通じゃないか？』
「普段はあんなに食わないよ。ご飯が美味しいんだ。コックとひとらんのおかげだろうな。」
いきなり褒められたひとらんは顔を手で覆う。
ht『えっ、ちょぉ、急に褒めないでよ。照れるじゃん。』
ut『げどちゃんかわええな。』
ht『え、大ちゃんに言われるとちょっとキモい。』
ut『ひどっ！』
相変わらず騒がしい幹部達を見て、彼女は笑う。
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日高ナツメ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！！お褒めの言葉をいただきとても嬉しいです。続編・・・が、頑張ります。 (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 661788b92d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 完結おめでとうございます とっても面白かったです 続編楽しみにしています 頑張って下さい（・ｗ・） (2019年12月14日 13時) (レス) id: 3a1e97a875 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - 鈴114514号さん» ありがとうございます！了解しました。今書いていますので少々お待ちください！ (2019年11月30日 23時) (レス) id: e00371fa87 (このIDを非表示/違反報告)
鈴114514号 - 楽しく読ませてもらいました！ありがとうございます。 私は4、この後のお話などがやっぱり見たいです！ ナツメさんの都合でよろしいです。てかナツメさんが決めて下さい(( 応援しています！！！(爆音) (2019年11月30日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます。了解です！ (2019年11月27日 21時) (レス) id: a414d96f78 (このIDを非表示/違反報告)
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