21人目 ページ22
ht『特攻部隊、集合！』
ひとらんが声を張り上げる。
ザッ、ザッと兵士が集まってきた。
ht『新入りを紹介するよ。フォック！』
「フォックだ。よろしく。」
ht『彼女はフォック。この間ここに入ってきたばっかりだけど、俺と同じ・・・いや、俺より凄いから、フォックを目指してね。』
『あっ、この間近距離部隊aの少尉を瞬殺した奴じゃねぇか！』
いきなり、兵士の一人が声をあげた。
「お、もう知ってる奴がいるのか。そうだな。俺のことを女だと言って舐めてきた兵士を模擬対戦で瞬殺した。見たやつはもう俺の実力は分かると思うが、まだ疑ってるやつは今日の訓練で模擬対戦をしよう。俺も舐められると腹が立つ。」
ひとらんと事前に確認しておいたこと。
彼女の実力を疑うやつは今日模擬対戦をして、わかってもらおう。
ht『じゃ、訓練始めるよ！フォックと模擬対戦をしたい人は訓練所にいて！それ以外はトラック十周！』
再びひとらんが声を張り上げる。
ほとんどの者が訓練所に残った。
「最初にやるのは誰だ？ここから武器をとれ。」
『俺がやってやるよ！』
兵士の一人が声をあげた。
この部隊の副隊長。
副隊長である彼の声を聞いて、ワッと歓声があがった。
『いいぞー、やっちまえ！』
『女が男に勝てるわけねぇんだよ！』
彼女は仮面の下でニヤッと笑う。
「こんなに舐められてちゃあ腹立たしいな。・・・ハンデだ。俺はここから一歩も動かん。」
ht『おもちゃの武器を相手に3回当てた方の勝ち。いくよ？レディ、ゴー！』
ひとらんの声と共に彼女ナイフを投げる。
ナイフが兵士の頬を掠った。
ht『はい、フォック一点。』
彼女は全て投げて当てるつもりである。
ナイフが見えていたにも関わらず避けきれなかった兵士は、今までにないほどの屈辱を感じた。
「俺は動いていないぞ？生憎、コントロールには自信があってね。」
彼女は恐ろしい邪悪な笑みを浮かべた。
『っ、お前ら、こいつはバケモンだ！俺らじゃ絶対に勝てねぇ。さっさと走るぞ！』
副隊長が声を張り上げた。
その声にハッとした兵士達が動き出す。
兵士達は彼女が恐ろしくてたまらなかった。
自分より遥かに強い副隊長を諦めさせ、さらに尊敬する隊長より上だと言うのだ。
まさにバケモノである。
彼らの心では、尊敬、憎悪、恐怖が渦をまいていた。
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日高ナツメ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！！お褒めの言葉をいただきとても嬉しいです。続編・・・が、頑張ります。 (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 661788b92d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 完結おめでとうございます とっても面白かったです 続編楽しみにしています 頑張って下さい（・ｗ・） (2019年12月14日 13時) (レス) id: 3a1e97a875 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - 鈴114514号さん» ありがとうございます！了解しました。今書いていますので少々お待ちください！ (2019年11月30日 23時) (レス) id: e00371fa87 (このIDを非表示/違反報告)
鈴114514号 - 楽しく読ませてもらいました！ありがとうございます。 私は4、この後のお話などがやっぱり見たいです！ ナツメさんの都合でよろしいです。てかナツメさんが決めて下さい(( 応援しています！！！(爆音) (2019年11月30日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます。了解です！ (2019年11月27日 21時) (レス) id: a414d96f78 (このIDを非表示/違反報告)
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