今宵、有岡は女の子になる【HSJ】

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涼介side



慧「あれ、まだご飯できてないの??てか光?」

光「今日は目が覚めたからさ、起きて着たの」

慧「ほぉ、あ、お天気お姉さんだ♡」




俺の横に座って、クネクネしながら見てる

おお、俺にもその元気ちょうだいよ




薮「光手伝う〜」

光「お前はキッチン立ち入り禁止だろ。それに料理なんかされたら朝ごはん食えん」

薮「…ほんと、俺を舐めすぎ」

光「いや、お前の料理センス5歳児だからな」





後ろのキッチンからの、言い合いを聞きながら

ぼーっとしていた。そう、ぼーってね

そしたら





慧「山田、パーカーなんか着てどーしたの。今日あったかいよぉ?」

涼「俺冷え性だし」

慧「え、そうだっけ」

涼「うん、そうだよ」


「・・・・・。」


慧「ほんと?」

涼「ほんとだよ」





嘘だよ、むしろ暑がり

けど今日は違う。ほんと寒気しかしない


俺、大丈夫…??






ﾋﾟﾄｯ





涼「っ…!」

慧「………。光〜、体温計とって〜。」

光「何? 熱あんの?」

慧「分からないけど、ちょっと熱いから」






おでこがつめたい

俺、熱あるの…?





慧「しんどくない? 寒いんでしょ」

涼「…」

慧「やまだぁ?」

涼「…ｸﾞｽｯ……ﾌｪｯ……」

慧「どーしたの、山田? 泣かないで泣かないで〜」





測りながらもさすってくれる伊野ちゃん

もう、誰でも良いから甘えたい気分

…俺、泣いちゃった…





慧「しんどいね…。横になろっか」

涼「…おれ、だいじょーぶだもん…」

慧「だーめ。大ちゃんにでも移したらどーするの。クリスマスも一緒に過ごせないよ?」

涼「やらぁ…。んじゃ、ぎゅーってしてぇ…?」

慧「ん、良いよ」

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