今宵、有岡は女の子になる【HSJ】

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大ちゃんside



俺、告白したよ…?

でも、ジェットコースターの声で全部かき消されて

山田はバカみたいに鈍感だし、俺の勇気どこいったんだよ…




涼「…ねーぇ……大ちゃん…?」

大「山田、観覧車乗ろう」

涼「え？うん…」




あっという間に陽が落ちて

外はもう薄暗くて、絶好の告白日和…なんてね。

ありがちだけど、観覧車の上で告白



大丈夫、落ち着け…おれ。





涼「うわ…たっかい…」

大「うん…高いね」





子供みたいに景色見て、俺の方なんて見てくれない




喋ることなんて景色ぐらい

どんどん上がって行く俺ら



やばい…あと30秒あればてっぺん






大「…ねぇ、山田」


涼「ん…？」


大「………俺、山田の事が………すkっ………!?」






ちょうどてっぺんに来た時

俺の唇に柔らかい感触







大「…んっ………んんっ…!」


涼「…ぷはっ………はぁ…………。」


大「っ……や、まだっ……」









涼「…好きなんて、大ちゃんから言わせないから。」


大「へ…」


涼「…俺も、大ちゃんが好きだよ」









好きな人に言われたらなんでこんなに嬉しいんだろう


涙、止まんないよ


安心して、涙が出ちゃう

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