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慧side


涼「伊野ちゃん…」

慧「ん〜?」




同じベッドで今日は寝ると言ったものの、恥ずかしくて顔を合わせられない

俺が壁側に向いていた


すると山田がぎゅーって…照れるじゃん





慧「どーしたの…?」

涼「…大ちゃんって……伊野ちゃんのことが好きなの…?」

慧「え、…? そんなこと…」





ゆっくり寝返りを打って山田の方へ向くと、涙が出ていた

そんな彼を優しく包み込んだ俺





涼「…伊野ちゃんと大ちゃん仲良いし、大ちゃんも伊野ちゃんといると楽しそうで…」

慧「…山田が大ちゃんと話してると、大ちゃんはどうだと思う?」

涼「あんまり…目合わせてくれない…。それに、俺が照れちゃうからっ…」




慧「…それで、いいんじゃないかな」



涼「えっ…?」






山田ってば恋愛とか得意そうなのに実際は下手

目合わせないってことは、大ちゃん山田のこと意識してるに決まってるじゃん

…はぁ…バカだな山田





慧「大丈夫。心配ないよ」





トントン、と背中をさすると山田は静かに泣き出した





慧「泣いた分だけ成功にもっていけばいいよ。いつでも隣空けとくから」

涼「っ…い、のちゃっ…あのねっ…」

慧「うん」

涼「おれっ…大ちゃんが女の子じゃない時からっ………好きだったのっ…」





不安そうに俺を見る目は、綺麗な瞳だ

そんなに不安にならなくても、分かるよその気持ちは





慧「山田ってば俺とおんなじ趣味じゃん」

涼「へっ…?」

慧「俺、ジュニアの頃からずっと薮がかっこいいって思ったの。それも不思議な感覚」

涼「…す、き…?」

慧「自分でも気づいた頃はあったかなぁ。でもずっと隠してた。山田と同じように」






キョトンと俺の話を聞いてくれる彼



隠してた理由もちゃんと言ったんだ






慧「気持ち悪いかなって思われたくなくて…」


涼「だよねっ…



慧「でもっ。仕方ないことだと思った」

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願いがかなう - がんばれーーーーーーー!!!!!! (2017年12月24日 10時) (レス) id: 645dae39bd (このIDを非表示/違反報告)
どいやさん - 更新頑張って下さい!!!(^^) (2016年12月21日 14時) (レス) id: 777940f3a4 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす - 私はありやまが好きなので、とてもおもしろいです!これからも頑張ってください! (2016年12月17日 18時) (レス) id: ea468e97ec (このIDを非表示/違反報告)
ねる。(プロフ) - 花さん» 読みやすい…!なかなか言われたことないので嬉しいです! いつまでも見てくださると、とっても頑張れます(((更新頑張ります^^ (2016年12月13日 23時) (レス) id: b483f0d9ae (このIDを非表示/違反報告)
ねる。(プロフ) - たらこさん» 私なんかの作品を面白いと言ってくださり、とっても嬉しいです^^私も更新頑張ります!! (2016年12月13日 23時) (レス) id: b483f0d9ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねる。 | 作成日時:2016年11月16日 0時

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