今宵、有岡は女の子になる【HSJ】

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涼介side


侑「伊野ちゃん、大ちゃん好きだね〜」

涼「…うん。可愛いもん」

侑「僕より可愛いなんて、腹立つよ〜」




俺の膝に座って俺の手をいじりながらそう言う知念

何も分かってないのか

そう安心した




裕「やまちね、いのあり 最高〜♡」

圭「どっちも可愛いねぇ♡」




語尾にハートがつく二人はパシャパシャ眩しい

…そういや俺、今日大ちゃんと一回も話してないや

おはようくらいしか言った覚えがない


…つらいな





慧「大ちゃん、頭痛いの?」

大「…なんか……ふらふらする…」

慧「貧血かな…」





そんな声が聞こえて見てみると、辛そうに伊野ちゃんにもたれてる大ちゃん

いつも二人がいるソファ

そこで横になっている彼は、なんとも可愛らしい





侑「気になるのなら行ってきたら??」

涼「いや、伊野ちゃんついてるし。大丈夫」





ふぅーん、とまた興味なさそうと言うよりかは何かに勘付いている感じ

やっぱ話さない方が不自然だよね


ちょっとくらい…伊野ちゃんのいない時なら、ね…。







大「俺、トイレ…」

慧「ん、歩ける?」

大「大丈夫…」






俺の前を通り過ぎようとしてる彼は危なっかしい

本当に辛そうで、今にも支えてあげたかった


そして俺の体は動いてた






涼「大丈夫?」


大「…っ…ﾊｧｯ……ご、め…」






体を支えて、ゆっくり歩く

頭にあるのは伊野ちゃんのこと


怒られるって分かってるけど、大ちゃんのため







光「貧血か…? 顔真っ白」

薮「ソファに寝よっか」

大「…ごめっ…」

雄「大丈夫大丈夫」






トイレから帰って来ると3人は大ちゃんを連れて行った





慧「山田、ちょっと来て」

涼「…うん…」









予想通りだ







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そしてみなさんテストは終わりましたか??私は来週です…

今テスト期間なので更新は少し遅めになりますが、よろしくお願いします

お気に入り500人ありがとうございますっっ!

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