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女の子の顔が青ざめるまで時間は要らなかった。目は見開いていて、口はぽかんと開いていた。つまり、オレちゃんが見えているのは確実だろう。
しかし、普通の人間に悪魔の姿が見えるはずがない。勿論、今までにこんな経験は一度も無く、聞いたことも無かった。
何度も、何度も、その子の顔を見る。もしかしたら別の何かを見ているのではないかと思ったが、完全にオレちゃんと目が合っている。
何故オレちゃんが見えるのか。同じ悪魔でもなければ、魔界に居る生き物でもない…。さとしくんと同じ、人間以外の血が混じっていない、ごく普通の人間なのに。
兎に角、このままでは危険だ。もし「きゃー！！幽霊ー！！」とでも叫ばれたら面倒な事になってしまう。オレちゃんはこの場を離れることを最優先に、さとしくんに声をかけた。
「良いんですか？もうすぐ1時間目ですよ〜？」
そう言って偶然近くにあった時計台を指差す。
「え、もうそんな時間！？」
さっきまで遅れそうと喚いていたのは、どこの誰だろうか。さっきの出来事で完全に気が抜けてしまっていたようだ。
「あ、お姉さん！遅刻しそうだからもう行くね！」
さとしくんは走りながらあの子に手を振った。
「う、うん…」
それに向かってあの子も手を振る。それでも目線はオレちゃんと合う。ああ、やっぱり。彼女にはオレちゃんの事が見えている。
必死に走るさとしくんを追いかける。悪魔だから走る必要は無い。
「ブラックは良いよな！そうやって浮く事が出来て！」
「悪魔ですから」
追いかけながら、彼女の対処法を考える。“ここに悪魔が見える特殊な能力を持った人間が居る”なんて魔界にバレたら彼女は確実に連れ去られるだろう。危険な実験にでも巻き込まれるかもしれない。
「あ、良い事を思いつきました！」
「急にどうしたの？ブラック」
「ーーーーーーーーーーーーーーーー」
「えっ！？」
一つだけ、彼女と利害の一致がする方法を見つけた。オレちゃんながら、なかなか良い発想だろう。
『あの子と一緒に動画撮りませんか？』
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まるぴく - お…推しが尊い…Σ（￣□￣）！ありがとうございますぅぅ(･∀･) (11月29日 22時) (
レス) id: 833f72c9e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒☆闇ＡＵしか勝たん☆(別垢バージョン)(プロフ) - 初コメ失礼します！この話神すぎて好きです(？) (6月8日 15時) (レス) @page20 id: 5c5a18c56d (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度＠MOD開発中(プロフ) - コメント失礼いたします。好こです。この小説を読んだ瞬間ズキュゥゥゥンと心臓を貫かれました♡体調にお気をつけください。しらはさんのイラストめっちゃ好きです！ (2022年10月5日 17時) (レス) @page49 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - しゅりさん» 返事返信遅れてすみません！楽しんで貰えて嬉しい限りです！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - ゆーーーりさん» うわああ！！返信遅れてすみません！ありがとうございます！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらは | 作成日時：2020年10月4日 13時
