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何かあるのかと思えば、ブラックさんがペンギンさんの横にサッと移動した。
「ペンギンさん、オレちゃんと契約しませんか？」
ブラックさんの表情を見て、あの時に企んでいた契約だと直ぐに分かった。
「契約？」
「契約中はいかなる危険からも、あなた方を守ります」
「本当！？勝ち確じゃん！」
「ブラックさんが守ってくれるなんて、心強いです！」
パンダさんとシャチさんが、早速釣られた。彼と契約した身の私が思ってはいけない事だが、やっぱりブラックさんが守るなんて有り得ない。守ったところで、ブラックチャンネルに大した利益は無いのだ。
「それでは契約書にサインを」
そう言うブラックさんの顔は完全な悪役顔。しかし、それに誰も気づきそうにない。
「ブラックがこんなに協力的なんて珍しいなぁ」
そう言うさとしくん。
「なにか裏があるんじゃ…？」
そしてペンギンさん。流石に2人も勘づいてきたようだ。これでは流石に契約は結べないだろう。
そう思っていたが、
「何してんの！早く契約しようよ！」
「そうですよ。いつ襲われるか分からないですし」
パンダさんとシャチさんが契約を迫る。
「…！」
“その契約、絶対何かありますよ！”
咄嗟にそう言いそうになった口を防ぐ。彼等は敵なのに、助けてしまいそうになった。私の悪い癖だ。ブラックさんが私の方を向いて、しーっと口に指を当てている。その顔は怒っているのは笑っているのか、よく分からない為、妙な怖さがあった。
「おい！契約書はちゃんと読んで置かないと…」
ペンギンさんがパンダさんから契約書を取り返そうとしたが、どうやら間に合わなかったようで。
「サインっと」
パンダさんがサインをしてしまい、ペンギンさんは不安そうに眉をひそめた。
「
純粋な笑顔とは程遠い、満面の笑みの悪魔。もう、ブラックさんが悪者にしか見えなくなった。
「これで僕達は安泰だ！なにがなんでも守ってよね、ブラックくん！」
パンダさんが満足そうに言った。この方々が天から地に落ちるまであと何分…否、何秒だろう。
「もちろんです。絶対に守りますよ…」
そう言うブラックさんに、2人が期待の眼差しを向ける。
「このさとしくんがね！」
「え？」
「え〜〜〜〜！！？」
4人の顔色が青ざめる。驚いたり、焦ったり…。まさか、さとしくんまで巻き込むとは…。ペンギンさんに関しては、ただの被害者だ。そんな彼等を見ながら、私は一つため息をついた。
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まるぴく - お…推しが尊い…Σ（￣□￣）！ありがとうございますぅぅ(･∀･) (11月29日 22時) (
レス) id: 833f72c9e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒☆闇ＡＵしか勝たん☆(別垢バージョン)(プロフ) - 初コメ失礼します！この話神すぎて好きです(？) (6月8日 15時) (レス) @page20 id: 5c5a18c56d (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度＠MOD開発中(プロフ) - コメント失礼いたします。好こです。この小説を読んだ瞬間ズキュゥゥゥンと心臓を貫かれました♡体調にお気をつけください。しらはさんのイラストめっちゃ好きです！ (2022年10月5日 17時) (レス) @page49 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - しゅりさん» 返事返信遅れてすみません！楽しんで貰えて嬉しい限りです！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - ゆーーーりさん» うわああ！！返信遅れてすみません！ありがとうございます！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらは | 作成日時：2020年10月4日 13時
