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「そろそろですかね…」
ブラックさんが呟く。何が“そろそろ”なのか全く分からない。横を見ると、さとしくんも分からないようだった。
「何がそろそろなんですか？」
私が我慢できずにそう尋ねる。
「恐らくですが、今頃ペンギンさんがピンチな状況に陥ってると思います」
何を言ってるんだこの悪魔は。
「「え！？/はい！？」」
また、さとしくんとハモった。悪魔はそんな事も分かるのか。それでも“まあ、ブラックさんだから”と理解出来てしまう自分が怖い。
「彼らを味方につけるには、丁度いいタイミングです！」
そう言って、ブラックさんはカタカタとパソコンを打った。
「これが彼らの働いている“某企画”です！」
見せられたのは色んなところにありそうな、シンプルな会社。某企画…？そんな会社は聞いた事がない。
一つ気になったことがある。
「…ペンギンさんってペンギンですよね？」
「ええ！オレちゃん、1度コラボしましたから！」
ブラックさんはこんな人気チャンネルともコラボしているのか…。凄いという一言に尽きる。だが、聞きたいのは、決してそういう事ではない。
「ペンギンって会社で働く生き物じゃないですよね！？」
そう、ペンギンという動物が会社に居るということだ。
「俺、今まで気にしたこと無かったなぁ」
さとしくんは、前から彼らの動画を見ていたらしく、違和感は無かったそうだ。
「まあ、そんな事気にしてたら負けという事ですよ」
ブラックさんは私にそう言うが、気にしないなんて無理な話だ。突然ペンギンが働いていると聞いて、信じる人が居るはずが無い。
「さっきの世界では動物、吸血鬼、死神、閻魔…色んな人達が居ますからね〜！」
「そんな世界聞いた事ありませんよ…」
「それに、人間以外と言うのなら、オレちゃんも悪魔ですよ」
ピッと自分に指を指すブラックさん。そういえばそうだった。もう既に、身近に人間以外の生き物がいるのだ。
「そうですね…」
私は考える事をやめた。本当に“気にしたら負け”だと感じた。
「Aさんも納得出来たようですし、そろそろ行きましょうか！！」
そう言って、ブラックさんはパチンと指を鳴らした。
着いたのはどこか屋上。風も吹いている。全く状況の掴めない私。目を輝かせるさとしくん。そして、何かを企んでいるブラックさん。
「ここって…！」
「某企画！？」
目の前には写真で見た某企画があった。
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まるぴく - お…推しが尊い…Σ（￣□￣）！ありがとうございますぅぅ(･∀･) (11月29日 22時) (
レス) id: 833f72c9e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒☆闇ＡＵしか勝たん☆(別垢バージョン)(プロフ) - 初コメ失礼します！この話神すぎて好きです(？) (6月8日 15時) (レス) @page20 id: 5c5a18c56d (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度＠MOD開発中(プロフ) - コメント失礼いたします。好こです。この小説を読んだ瞬間ズキュゥゥゥンと心臓を貫かれました♡体調にお気をつけください。しらはさんのイラストめっちゃ好きです！ (2022年10月5日 17時) (レス) @page49 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - しゅりさん» 返事返信遅れてすみません！楽しんで貰えて嬉しい限りです！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - ゆーーーりさん» うわああ！！返信遅れてすみません！ありがとうございます！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらは | 作成日時：2020年10月4日 13時
