悪魔の部屋に行くとどうなるのか？ ページ21
「これからAさんには、一度オレちゃんの部屋に来てもらいます！」
「え…？」
悪魔の部屋…？
「俺も行きたい！」
混乱する私と、目を輝かせてるさとしくん。
理由を尋ねれば、動画撮影に必要なものも動画編集の機材も、ブラックさんの部屋にあるからだそう。まあ、動画投稿の手伝いをするのを認めて契約したのは自分だったから、ブラックさんに着いていくことにした。
「さとしくんはそろそろ帰った方がいいと思いますよ？」
ピッと近くの時計台を指すブラックさん。さとしくんはそれを見上げて絶句した。
「え、もう19時！？」
「昨日0点のテストを見せたばかりなのに…お母様もお怒り状態でしょうね〜！」
ヤバいヤバいと慌てふためくさとしくん。ブラックさんは、それを見て笑っている。さとしくんは、結局ブラックさんについて行くのはやめたのか、私に手を振りながら帰って行った。
「では行きましょうか！」
「は、はい…」
今日が初対面で、しかも悪魔で。そんなのについて行ってはいけないと我に返るが、逃げる隙もない。
「ちょっと失礼しますね」
目元を手で抑えられ、前が見えなくなった。訳が分からず固まっていると、一瞬だけふわりと宙に浮いた。
「着きましたよ〜！ここがオレちゃんの部屋です！」
「今…何があったんですか…？」
「まあ細かい事は気にせずに」
恐る恐る口を開いて言った質問も、綺麗に流されてしまった。
ブラックさんの方から目を離せば、薄暗くパソコンの光が目立つ部屋が目に入った。床に沢山あるコード、パソコンの横に置かれたゲーム機と飲み物。そして、棚に並べられた骸骨らしきもの。実物だろうか。もしかして私も…。嫌なことを考えてしまった。
「人間には少し怖かったですかね〜」
私の目線の先に気づいたブラックさんは、「カカカッ」と笑った。実物だとしたら、笑い事では済まない気がする。
悪魔と人間の契約。それは悪魔が人間の望みをかなえ、その代償に人間は魂を悪魔に与える。自分が悪魔と契約したのを改めて考えると、とても怖く感じた。
「Aさんとは契約しましたからね。あんな風にはしませんよ」
そう言われても私の肩は震えたままだった。
「実は他にもAさんに見てもらいたい場所があるんです！」
「も、もう結構です…」
一歩、二歩と後ずさるが、ブラックさんはどんどん近づいてくる。
「ここで断ったら契約違反になりますよ〜？」
契約書を読まなかった事を、とても後悔した。どうやら私に拒否権は無いようだ。
6チャンネルコラボの話と、1万hitの話と、今後の展開について()→←〃
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まるぴく - お…推しが尊い…Σ（￣□￣）！ありがとうございますぅぅ(･∀･) (11月29日 22時) (
レス) id: 833f72c9e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒☆闇ＡＵしか勝たん☆(別垢バージョン)(プロフ) - 初コメ失礼します！この話神すぎて好きです(？) (6月8日 15時) (レス) @page20 id: 5c5a18c56d (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度＠MOD開発中(プロフ) - コメント失礼いたします。好こです。この小説を読んだ瞬間ズキュゥゥゥンと心臓を貫かれました♡体調にお気をつけください。しらはさんのイラストめっちゃ好きです！ (2022年10月5日 17時) (レス) @page49 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - しゅりさん» 返事返信遅れてすみません！楽しんで貰えて嬉しい限りです！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
しらは.あすづ(プロフ) - ゆーーーりさん» うわああ！！返信遅れてすみません！ありがとうございます！！続編も作りましたので、よろしくお願いします！ (2021年5月29日 15時) (レス) id: a9314eaf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらは | 作成日時：2020年10月4日 13時
