構いたくなる変な奴

ハッピーエンドで。 ページ42

私がしたのは鏡花ちゃんが武装探偵社に入る1歩目を押しただけだ。


まぁ……太宰君を抜けさせた後は中也に晩酌に付き合わされたり、芥川君からの稽古が激化したりして大変だったが｡

ついでに正式にポートマフィアに入った私は仕事も山積みで英語やフランス語などの永久理解不能言語(外国語)と私が言って逃げていた事にも追われる羽目になってしまった。



「だぁから其処は…」

お互い苛々しながらも英語を教えてもらい、私は寝る｡

そして叩かれる。


「何寝てんだよ！！」

『疲れた仮眠！！！』
「却下だ莫迦野郎！！！」


『首領！！中也が虐める！！』
「卑怯だぞ手前！！！」

敵対はあの時だけ。
首領とももう今まで通りだ。

今だって、大した変化の無い生活。




この忙しい中でも、
偶に中也を揶揄ったり揶揄われたりして、
喧嘩したら芥川君やエリスを巻き込んだりして、

まぁまぁ楽しく生きている。


これからもよろしく。中也






中也side



糞鯖Aちゃんは何時…幹部になったんだい
んだよ、今更。

ついでに勝手にメールしてくんじゃねェ
糞鯖私が抜けた時かい?
糞鯖無言は肯定と取るよ


俺は何も送らず、携帯を閉じた。


「…何処で太宰と会ったンだよ」俺は隣に座るAの手から書類を取り上げて不服だと目で訴える。

『え、いや別に？』
会っていないらしい。

此奴は案外顔に出やすいから嘘じゃねェのもわかる。
だからこそ俺の知らない内に太宰がAを見てんのが気に食わねェ。


「……チッ」
俺はAの持っていた書類に目を向ける。


お、英語。
『……ねぇ〜返して、』くいくい、と俺の手首を引いて来る｡

頑張ってんなァ…理解してっかは判んねぇが。




ちぅっ…

「…！！」
『…返して！』


また真っ赤な顔で俺から書類を奪ったA。

本当に…此奴には敵わない。









_______________完結。



________
あとがきは〜多分また気が向いた時、三日後位ですかね。
此処まで読んで下さりありがとうございます。

リクエスト、等、何かあればコメントにお願いします。

普段通り思いついたらまたおまけを書いていきますので、宜しければご覧ください。

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