瞳の奥を見せて【黄×桃】

桃side ページ35

あ、、あぁ。、どうしよう。。



こんなこと言うつもりやなかってんけど






でも、だって…！


言えるわけないやんか。。。


中間財閥の取引先は銃とクスリを扱ってる、なんて。




濱ちゃんやって知らへんのに。





俺が殴られるのいややからって


もし今じゅんたに言ってしもうたら


辛い思いをするんはきっとじゅんたたちと濱ちゃんや


やったら俺が耐えるんが1番やんか



せやから絶対言わへん。









せっかくできた”ともだち”なのに


もう嫌われてもうたかな。。









黄「そっか、言われへんか。ならしゃーないわ。


のんちゃんが言いたい時に言ってな？


俺らちゃんと待っとるから」








あれ、嫌われてない…？








黄「のんちゃんのこと、嫌いになるわけないやろ笑」









胸がじわーっとなって、鼻の奥がツンとして。。



これが泣きたくなるっちゅうことなんかな









あきとが目の前でニコニコしとって。




じゅんたが頭を撫でてくれて。




気がついたらまた寝とったみたいや。

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