潮田渚、タイムスリップ物語。 (ページ27)

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修学旅行の時間part8 ページ27

岡島「しっかしボロい旅館だよなー」

紗凪「こら岡島くん」

ま、まぁお世辞でも綺麗とは言えないけど…
はっきり言っちゃうのはよくないよね。

岡島「でもさ紗凪先生。
寝室も男女二部屋だし、E組以外は個室だそーだぜ」

渚「いーじゃん、賑やかで」

そうそう、賑やかで楽しいよ。
…殺せんせーもいるしさ。

渚「……？中村さん達、何してるの？」

中村「しっ……決まってんでしょ、覗きよ」

岡島「覗きィ！？それオレらのジョブだろ！！」

渚「ジョブではないよね」

紗凪「覗きは犯罪、絶対ダメ！！」

覗きって犯罪だからなぁ。
岡島君が警察のお世話にならなければいいんだけど…

中村「紗凪先生達、アレを見てもそれが言える？」

あ、殺せんせーの服5点セットだ。
殺せんせー自作の。

中村「あの服がかけてあって、服の主は風呂場にいる。
言いたいこと……分かるよねぇ？

今なら見れるわ、殺せんせーの服の中身！
首から下は触手だけか、胴体あんのか。
暗殺的に知っておいて損は無いわ」

だから中村さん、それはセクハラです。
犯罪です立派な。

岡島「…この世にそんな色気の無い覗きがあったとは」

カラカラカラカラ……

風呂場には……………………泡だらけの殺せんせー。

「「「女子か！！」」」

殺せんせー「おや皆さん」

杉野「なんで泡風呂入ってんだよ」

渚「ここ、入浴剤禁止じゃなかったっけ？」

殺せんせー「あぁ、これ先生の粘液です。
泡立ち良い上にミクロの汚れも浮かせて落とすんです」

「「「ホント便利な身体だな！」」」

うーむ…ここまでくると、なんで柳沢はこんな生命体を
作ったのか、もう一度聞きたくなるな。

中村「フフフ…でも甘いわ、出口は私達がふさいでる。
浴槽から出る時、必ず私達の前を通るよね。
殺すことができなくても裸くらいは見せてもらうわ」

…中村さんが岡島君と同じ道を歩み始めている。

殺せんせー「そうはいきません」

「「「煮こごりか！！」」」

うわぁ…殺せんせーとお湯が固まって……
気持ち悪い……←

渚「しかも窓から逃げた…」

岡島「中村…この覗き空しいぞ」

中村「ぐっ…………」

あはは…簡単に見れたらつまらないよ。
僕だって見た事ないからね、殺せんせーの裸。

杉野「修学旅行でみんなの事は色々知れたけど…」

渚「うん。殺せんせーの正体には全然迫れなかったね」

岡島「大部屋でダベろっか」

二度目の修学旅行も終わりか、早いなぁ。

○○○に会えるまで後30分。