潮田渚、タイムスリップ物語。 (ページ23)

今日:13 hit、昨日:23 hit、合計:44,515 hit

修学旅行の時間part4 ページ23

杉野「あ、あれ？
電車出発したけど…」

渚「殺せんせーがいない？

……ってうわっ！！」

電車の窓の外には殺せんせー。
地味にホラーです。

渚「何で窓に張り付いてんだよ殺せんせー！」

殺せんせー「いやぁ…駅中スウィーツを買ってたら
乗り遅れまして。
次の駅までこの状態で一緒に行きます。
あぁ、先生の事はご心配なく。
保護色にしてありますから、
服と荷物が張り付いてるようにしか見えません」

「「「「「それはそれで不自然だよ！」」」」」

あはは………みんな平和だね。

…さて、僕は到着まで少し寝ようかな。
昨日は理事長に提出する報告書を徹夜で書いたから
眠いんだよね……おやすみなさい。

『もしかして紗凪先生寝ちゃった？』

『シー…茅野、幸せそうに寝てるから起こしちゃだめ』

『しかしまあー、よく電車の中で寝られるね。
仮に紗凪先生、暗殺者なんでしょ』

『そうだな。何というか…警戒心が無さ過ぎだな』

『じゃあ、俺が警戒心を教えようかなーwww
寝てる間に紗凪先生を襲ってみたらどうかなww』

『カルマ君！？それ犯罪だよ！
殺せんせー！カルマ君が犯罪を起こしかけてます！！』

『ニュヤァァァ！カルマ君！？
たとえ君でも、紗凪先生を襲ってはいけません！
犯罪です！逮捕されちゃいます！！』

『冗談だって。まぁ紗凪先生をイジるのは好きだけど』

『カルマ君！私はそんな子に育てた覚えはありません！』

『俺はせんせーに育てられた覚えがありませ～ん』

『『『『『(お前ら、紗凪先生起きるぞ)』』』』』

『うーん…うるさいよ皆………』

『さ、紗凪先生、寝てる…よな？』

『ただの寝言じゃない？だって寝てるもん』

『そりゃあ、まあ寝てるから寝言を言うだろうな』