（usss）坂田組の非日常(skt) (ページ6)

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２話ページ6

Skt side

女を連れて帰る途中。俺は考えを巡らせていた。

連れて帰るのはいいもののどう説明したらいいのか。

どうせ聞いてくるのはうらさんだろう。

あーー、怒られるだろうなぁ。

この女。酷く脅えているがこの道の人間では無いのか？

服が酷く汚れているがいつから外にいた？

あーー、どうしよう。

やべぇもん拾っちゃったかなぁ。

「…あ、あの」

ぐるぐる頭を回すだけ回していたら声をかけられる。

『ん？』

「その、…坂田組の……っていうのは本当、なんですか？」

『事実だが？まぁじきにわかる。今から組に戻るんだからな。』

「はぁ…」

『それと、色々聞かれると思うが、俺が聞くまで誰の質問にも答えるな。面倒事はごめんだからな。』

「わかりました」

それからまた無言。

はーーーーーーー気まず。

『着いたぞ。』

古めかしい重い門を開く。直ぐに舎弟の数人が駆け寄る。

『ご苦労。』一言声をかけ先へと進む。

混乱しているみたいだったが気にしない。

玄関の戸を開くと3人の男の後ろに舎弟が並ぶ

なにも知らない者なら一歩下がってしまうような光景。

案の定俺の腕の中で縮こまる女。

女を一番女の扱いに慣れている志麻に預け俺は自室に向かう。

そういえば言い訳考えてなかったな。