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luz side
久々に足を踏み入れる我が家。
随分雰囲気変わったなぁ
趣味悪いぞーとそらるに心の中で文句を言う。
俺はある部屋に足を運ぶ
きっとそこにいるはず。
驚くかなぁ。
「誰」
おっと、バレてしまったみたい。
気付かれないように首元の機械を撫でる。
『ただいま。nqrse』
目を丸くして驚いているnqrse。
それもそのはず。だって俺は
生まれつき声が出せないのだから。
「え、あ、、主…？」
久々に聞く、なるせだけの呼び方。
『いい子にしてた？』
いつも通り振舞っているつもりなのに声が震える。
声に出すのは恥ずかしいこともあるんだな。
腕を広げると飛び込んでくるなるせ。何も変わってない。
『よしよし。遅れてごめんね。待っててくれてありがとう。』
「主っ…、あるじ、おれ…っ、話したいことっ、沢山っ…」
子供のように泣いてしまったnqrseをただひたすらに慰める。
落ち着いたのかすこし恥ずかしそうにしているなるせが口を開く
「何があったのか教えて。全部。」
『わかったよ。』
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作者名：sio | 作成日時：2021年11月10日 18時
