(usss)短編集なるもの(utit)

だめな日(snr) ページ9

センラさんへの誹謗中傷があります注意＞




"センラってさ＿＿"



"センラ＿＿＿だわ"




嫌でも目に止まる否定的なツイート。



もはや見るのも慣れてしまって、特に気にせずスクロールする。




気にしてない。はずだった。




よくもまぁ鍵も付けず検索よけもせず堂々とツイートするもんだ。

もはや意見や感想ではなく嫌がらせ。

イライラしても落ち込んでもこいつらの思うツボ。



無関心。それが1番。



そんなの、この活動をしている全員が知っていること。それなのに。



ひとつひとつがなぜか今日は心に引っかかる。




"センラさんの歌枠、毎回しんどそう。たまにでいいのに。"




『っ…』




毎週、どうにか時間を作ってやっていた歌配信。センラーの、自分のオタクの為を思って毎週頑張ってた歌配信。どうにか色を付けようと課題曲なんて物を作って頑張っていた歌配信。




『こんな…はは…』




全く知らない誰かから言われるなら耐えられたのかもしれない。


しかし、なんど見ても名前の横に付いている＠ラの文字は消えない。



『あ"〜〜』



だめだ。今日はだめな日だ。そんなこと今更考えたってもう見てしまったものは消えない。戻せない。



思わず机に突っ伏して心の霧と戦う。



『……はぁ』



どのくらい時間がたったのか、ふと小腹が空いてリビングに向かう。
　

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