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メンバーはノックなんてしないし、スタッフさんはノックしたらすぐ入ってくるのに音がしても扉は開かない。
なんかあっても扉は開けるな、と彼に言われているため私は何も出来ない。
『…どうしろと』
そのままにしてるとまたノックの音。
入ってきたらいいのに。
『……』
コンコン
『……………』
コンコン
『あーもう!!誰!!』
つい、扉を開けてしまった。
扉の先にいたのは
「ひっ………」
「え…………」
女の子二人組
『…は?』
何が起こってんだよ
・・・
『…で、君たちなに。どっから入ってきたの。』
「…」
「えっと、…その…」
『…はぁ。何?誰かの知り合い?…見た感じただのオタクだけど』
「…えと、…呼ばれたんです、…その、」
『チッ…はっきり喋ってもらっても??』
繋がりが楽屋に来ることはよくある。
でもいつも彼女たちは堂々としてるし、こんなおどおどしてる子達見たことがなかった。
新しい繋がり?誰の?どこの?
募っていくイライラ。はっきりしてない子、嫌い。
『はぁ……』
「すっ、みません…」
『まぁ、もういいよ…ここまで来れたなら誰かの繋がりでしょ?…みんな今化粧落としてるから』
どうせ関わることはないだろう。
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作者名:sio | 作成日時:2021年8月31日 0時