(usss)短編集なるもの(utit) (ページ4)

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スタッフさんのTシャツを着て、ニヤっと笑う彼。

『なにしてるの…志麻くん』

大好きな人。

sm「たまには俺のお迎えもええかなーって」

『まだ少しリスナー残ってるよ』

スタッフの帽子を深くかぶってマスクをして、

余計目立ってない？と言いたくなるような格好をして。

sm「ほら、行くで〜」

早く早くと急かされる。

急いで荷物を持って席を立つ。

『…行かないの？』

ちっとも動こうとしない彼をみつめる

sm「ん。…行こか」

サッと手を繋がれそのまま歩き出す彼。

もう、目立っちゃうよ。

STUFFONLY と書かれた扉を何枚か通ってもう何回か来たことがある扉の目の前。

何回来ても緊張する。

sm「戻りました〜」

間延びした声を出しながら入っていく彼に続いて入る。

ur「おかえり〜。お、どーも。」

うらたさんが挨拶をしてくれるので挨拶を返す。

坂田さんとセンラさんはまだ居ないみたい。

sm「じゃ、俺化粧落としてくるからゆっくりしとって〜」

ur「俺も〜」

『あ、うん』

二人とも出ていってしまった。

浦島坂田船の楽屋にオタクが一人の異様な空間。

何なんだこれは。

時間にして10分くらいだろうか。

スマホをいじってると急に聞こえるノック。