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堪忍袋の緒が切れた私は、
ソファでくつろぐ太宰の元へ 一直線に向かう。
その手には＿＿＿＿＿銃が握られていた。
完全に頭にきた私は、全身から負のオーラを出しまくり、
銃の安全装置を外す。
それでも太宰は動こうとはしなかった。
目を閉じて、静かに胸だけが上下している。
真逆、寝ている……?
そうだとしたら＿＿＿＿＿＿＿絶好の チャンス だ。
そう考えた私は、太宰の腕を縛り上げ、上に馬乗りになった。
そして、銃をこめかみに当て………
「………寝こみを襲うなんて、
随分と大胆なことするじゃあないか Aちゃん?」
いきなり閉じていた目が パチッと開く。
……太宰は寝てなんていなかった。
寧ろ、逆転の チャンス をずっと待っていたのだ。
「腕を縛り上げただけで 拘束とはねェ?」
腕を振りほどかれ、銃を持っている方の手首を掴まれた。
『ッ………!!』
その瞬間、骨が軋みそうな程の痛みが手首を襲う。
痛みに思わず銃を離してしまった。
「これくらいで手放しちゃ、駄目じゃあないか」
「不出来な子には ちゃんと教育しないとねェ……?」
すると、突然 視界が回った。
驚く暇もなくソファに押し倒される。
太宰が私の腕を縛り上げ、馬乗りになったのだ。
そして、お互いの唇が触れそうになる程 顔を近づける太宰。
「Aちゃん、ほら、反撃しないと」
そう言われても、私にそんな余裕なんてものはない。
反撃しようにも できないのだ。
今、少しでも動いたら、太宰と………!
その時、＿＿＿＿＿ドアが バンッ と派手な音をたてて開いた。
「太宰ィッ! 手前、三日前の書類が出てねェ………ぞ…………?」
「あーあ、邪魔が入っちゃった。」
そう言うと、状況が分かってない私の額に
一つ口付けを落していった。
「あッ、コラ、手前ッ!!」
「何? 嫉妬しちゃったのかい中也君?」
書類なら、Aちゃんがやってくれたから。
と執務室から逃げる太宰。
『此奴、仕事押し付けやがって………』
起き上がった私は
床に落ちていた銃を拾う。
『……中原幹部、手伝って下さい。』
「ハッ、当たり前ェだ この野郎!」
＿＿＿＿＿＿反撃開始だ。
日常こそ尊いもの。
今日も平和な一日が、過ぎようとしていた。
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はたゆり(プロフ) - 枝豆さん» ありがとうございます！応援、すごい励みになります(o^―^o) 続編頑張りますね！！ (2018年8月16日 20時) (
レス) id: 80c016c5e7 (このIDを非表示/違反報告)
はたゆり(プロフ) - 聖宮さん» ありがとうございます！そう云ってもらえるととても嬉しいです 最初から読むと結構夢主ちゃんの性格がかなり変わってたり………( '▽')ｱｧ (2018年8月16日 20時) (レス) id: 80c016c5e7 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆(プロフ) - 続編、凄く楽しみです！応援しています。 (2018年8月16日 17時) (レス) id: df373c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
聖宮(プロフ) - 続編、頑張って下さい楽しみ〜！！待ってる間に最初から読み直すという選択を……(*´ `) (2018年8月16日 17時) (レス) id: a81515e65f (このIDを非表示/違反報告)
はたゆり(プロフ) - コメントありがとうございます! エリスちゃんは個人的に好きなので、仲良くさせたかった(笑) 首領の性癖…バレないといいですね!← (2018年7月18日 6時) (レス) id: 80c016c5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたゆり＠苺のシリアル。 | 作成日時：2018年7月4日 21時
