夏目と俺の悲しい未来

story*1 ページ3

〈Aside〉

今日から一人暮らしダゼベイビー！自由！解放！

　 何て、嬉しいんだろう！!!!!!

　 この、1LKの我が家！

　 窓からは森、畑！自然が俺を迎えてくれてい

る！

　 転校先の学校まで徒歩10分！

　 前の学校なんて、片道チャリでも１時間掛かっ

てたのに比べてここは天国だ！



　




　 ・・・・・・・・・・・・・キチガイだ。自分が壊れてる。


　 「はぁ、今日から一人か、近くにばあちゃん

が住んでるけどばあちゃんはばあちゃん

　 で大変だろうからな〜」

　 ばあちゃんは、今年90歳を迎えたのに神社の

神主をやっている。

　 ただ、跡継ぎだった父が海外で働いてるため

俺がなるって言ったら、

　 「お前に神主は100年早い!!!!!!」

　 って、殴られた・・・あれ、結構痛かった

な、グーパンは痛かった・・・

　 でもそのあと、

　 「Aには、自分のなりたいものになって欲

しいからね、そのためにはちゃんと神様とも

　 あいつらとも仲良くやるんだよ。」

　 そのときから俺は、継ぐって決めたんだけど

な！

　 「あいつら・・・この町では多いって聞くけど楽しみだな〜」

　
　
　
　 あいつら。

　 俺は小さい頃から時々変なものを見た

　 他の人には見えないらしい

　 それはおそらく・・・

　 妖怪と呼ばれるものの類い



　



　 それは、今後俺を良くも悪くも導いてくれ

た。

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