夏目と俺の悲しい未来

story*１１ ページ13

〈Aside〉

　 ここら辺の妖は明るいけどすぐ逃げちゃって話が出来ないな〜

　 どうすっかな、これじゃまた１人になっちゃうや・・・

　 あと、気になるのはレイコって人と夏目と友人帳だな、何か妖達に恐れられてるけど一体何な
　 んだろう？

　 もしかして夏目も見えるのかな？

　 本当に見えるんだったら初めてだな、人間で同じ体質の人に会うのは・・・

　 何か、嬉しいような怖いような不思議な感じだな

　 《夏目様〜夏目様〜どこにいらっしゃいますか〜？》

　 妖の声か？夏目って奴を知ってるのかな？

　 「なあ、夏目って奴を知ってるのか？」

　 《だ、誰ですか？まさか、妖祓いとか！》

　 「違うよ、俺はただの高校生だよ。」

　 《本当か？それならいいてすが》

　 「分かってくれて良かった！それより夏目って奴を探してるみたいだけど、顔は知っているの

　 かな？」

　 《いいえ。ですが、匂いで判ります。》

　 「そうか、大変だな。よしっ！俺も手伝うよ！」

　 《本当ですか！ｼﾞ、実は不安だったんですよ。》

　
　 〈数分後〉

　 「そっちには、いたか？」

　 《いいえ、ですが面妖な物は拾いました。確か大福と言うものです。》

　 「そうか、残念だったな。大福か、よくばあちゃんがくれたな〜」

　 《そうなんですか、じゃああげますよ、これ。》

　 「いや、いいよ。きっと、必要になるときがくるはずだからさ」

　 《はあ、では一応持っておきます》

　 「そうしとけ！じゃあもう一回探そうか、夏目って奴を！」

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