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2話 赤井side ページ2

俺は、今、何をしているのだろうか。


片手に幼い少女、所謂、幼女を抱き上げ、街中を歩いている。しかも、ジェイムズのお孫さんだ。

きっと、会いに来たのだろうが、まさかこんなところで会うとは思ってもみなかった。









1時間ほど前に、ジェイムズが携帯を見つめて微笑んでいた為話を聞くと、どうやらお孫さんがこちらに遊びに来ているようだ。


「赤井くんどうだね、私の孫は。可愛いだろう?」


ジェイムズは携帯のメール画面を俺に見せながら言った。画面には、漆黒の髪の少女が満面の笑みでこちらに笑っている写真がある。


「…そうですね」


「そうだろう?疲れた時などにこの写真を見ると、自然と癒されるんだ。まだまだ頑張らないといけない、とな」


「そうですか…」


「あら?ジェイムズ、またその写真見てるの?」


話に入ってきたのは、同僚のジョディだった。


「ああ、ジョディくん。まあいいではないか。年寄りの楽しみの1つだよ」

ジェイムズは笑いながらも写真を見続けている。

あまりこういう場面は得意ではない為、ジェイムズ達に断りを入れて、俺は本部から立ち去った。

そして現在に至る。


とりあえず、ルカを本部まで送り届けなければ、と考え、足を速める。

ルカは携帯を持っていない。まあ、当たり前といえば当たり前だが。

その為、ルカの両親が捜索願いを出す前に、ジェイムズに渡さなければ、俺が誘拐したと思われてしまう。



歩いていると、ルカが突然話しかけてきた。

Hey Shu, are you an American?(ねぇシュウ、あなたはアメリカ人なの?)

Why do you think so?(何故そう思う?)

Well, Shu's hair is black, and the eye color is also a jade color!(えっとね、シュウの髪の毛は黒色だし、目の色も翡翠色だから!)

「…Your hair is also black.(君の髪も黒色だ)

I am half Japanese and American!(私は日本人とアメリカ人のハーフだもん!)

got it. Your inference is not good, but it is okay. Certainly, I was originally British. And it is half of Japanese and Americans.(なるほどな。君の推理はイマイチだがまあいいさ。確かに、俺は元々イギリス人だ。そして日本人とアメリカ人のハーフだ。)

I thought so!(やっぱりね!)


そう話しているうちに、俺達はFBI本部に到着した。

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作者名:siorin4946 | 作成日時:2018年4月1日 22時

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