揺れ動く ページ27
貴「んん…、四人はどこいんだろ」
キ「わりぃなA…。色々」
貴「ん?大丈夫だよ」
あの怪物がいつ起き上がるかわからないから、取り敢えず四人と合流しようと思ったんだけど、中々見つからない。
でもキヨも少しずつ自分の足を使って歩けるようになったから、だいぶ楽になった。
キ「…なぁA。好きな奴とかいねぇのか?」
貴「はぁ?こんな状況で何聞いてんの。某ホラーゲームじゃないんだから」
キ「ははっwそうだよな。ごめんごめん」
貴「そういう話は帰ったらだよ」
キ「してくれんのか!?やった!」
貴「うるっさいなぁw危ないでしょ」
いきなり思い切りガッツポーズをして少しフラついたキヨの体を支える。
“好きな人”ねぇ…。そういう話になると学生時代に引き戻されるような感覚に陥る。まぁ私は大学生なんだけど。
貴「ん…?ドアが開いてる」
キ「地下っぽいな…。下りようぜ」
貴「そうだね」
明らかにおかしい曲がり方をしてる扉とドアノブだったが、そこはスルーして階段を下りる。
そこには探していた四人がいた。
こ「あっAとキヨ…!!」
フ「二人、とも…怪我…」
ヒ「…逃げれた、んだねっ…」
貴「あー大丈夫大丈夫。大丈夫だからフジとヒラ涙目になるなぁっ!w」
り「お姉さんとお兄さん…血出てる…」
キ「痛みは収まってきたし、大丈夫」
心配そうに私達を見るこーすけとりかちゃん、そして涙目で申し訳なさそうな表情のヒラとフジ。
別に私は大丈夫だけど、確かにキヨは心配かな。
貴「…あ、ヒラ」
ヒ「えっ…?な、何?」
貴「りかちゃん、守ってくれて、助けてくれてありがとね」
ヒ「あ、あぁ…。でも、ごめんね、Aとキヨを助けらんなくて…」
貴「それは良いって!この通り、私達は大丈夫だから…。顔上げてよ」
他の四人が話しているところで、私はヒラの頭を撫でてそう言った。
ヒラは考え過ぎなんだ。
ヒ「…っ俺、やっぱみっともないや…。女子に慰められてるもん…」
貴「…そんなことない。ヒラは私よりもずっとかっこいいんだから」
ヒ「ありがと…」
サラサラでスゥッと手が通る髪が、はらはらと揺れる。
ヒラはこちらを見てニコッといつもの可愛らしい笑顔を見せた。
私はヒラの頭から手を離し、ポンポンと背中を軽く叩いて四人が話してる方に参加した。
少しだけ、聞けた。
ヒラの弱いとこ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ゆうさ.(プロフ) - スピカさん» わあああすごい具体的な感想ありがとうございます!! 今後の参考にもなります……! ストーリーは大体思いつきなので、濃いとか言われるとめっちゃ嬉しいです!! コメントありがとうございました。頑張ります!! (2015年8月7日 18時) (レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - こんにちわ!!最近、ヒラさんにハマっててこの小説を見つけました!!話のつなぎ方とか、ストーリーが面白くて、引き込まれました!!他の作品も読ませてもらってます!!ゆうしんの話はどれもストーリーが濃くて好きです。これからも頑張ってください!! (2015年8月7日 16時) (レス) id: 04e82d179c (このIDを非表示/違反報告)
漓霧☆@元々Rei★です!名前変えますた(プロフ) - ゆうさ.さん» あたりまえ!!(キラッ (2014年12月3日 0時) (レス) id: cbb27661a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうさ.(プロフ) - 漓霧☆@元々Rei★です!名前変えますたさん» 天才じゃねぇよwwてかコメントめっちゃしてる… (2014年12月2日 0時) (レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
漓霧☆@元々Rei★です!名前変えますた(プロフ) - すごいなぁーさすが天才 (2014年12月1日 22時) (レス) id: cbb27661a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうさ.(妃椏) | 作成日時:2014年11月1日 16時