それでも心配 ページ16
貴「あっ…」
ヒラについて行こうとしたが、少し振り返ってみると槍が刺さった周辺の草むらの中に、何かが落ちているのを見つけた。
ヒラが歩いて行くが、私はそれが気になって、ヒラの腕を掴んで阻止した。
ヒ「…っ？え、A、ど、したの？」
貴「ちょっと待って」
ヒラは、私にいきなり腕を掴まれたせいか、とても焦って驚いている。
私はヒラが止まってくれたのを確認すると、急いでドアの方に向かい、少し外に出た。
ヒ「Aっ！？何してるの！？」
貴「大丈夫。槍が飛んでくるのはもう二歩前らへんだから」
ヒ「えっ、でもっ」
貴「これ、取るだけ！」
そう言ってその落ちていた物を拾い上げる。
私とヒラの目線は、それに注がれた。
ヒ「それ、って…」
貴「あ！鍵だよ！どっかの鍵！」
ヒ「え、嘘！？A、すごっ…」
少し持つ部分が赤茶色く錆びている鍵。これがあればどこかの扉を開けられそうだ。
…でも、さっきはここに落ちてなかった筈。てことは、くまの人形の中から出てきたってこと？
これ、本当はナイフで切り裂いて鍵取り出すのが正規だったんじゃないかな…。
フ「おーい、ヒラとAー？早くー」
貴「あっフジ！ごめんw」
ヒ「Aすごいんだよ！ほら、これ」
フ「えっ？鍵？すっげー！」
ヒラが私の持つ鍵をフジに見せると、フジは純粋な目で私を見てきた。可愛い。
キヨとこーすけが待ってるらしいので急いで鍵を持ち、フジを先頭で二人がいる方へ向かう。
いやそれにしてもくまの人形から鍵出てくるとか完全に青鬼やな。
キ「何してたんだよ…」
こ「いつの間にかいなくなってるから心配したわ！」
貴「ごめんよwでも、鍵ゲットしたから！」
キ「…っは？いつ？なんで？」
私が鍵を掲げると、二人は静かに驚いていた。矛盾。
鍵を手に入れるまでの経緯を二人に説明をすると、ヒラとフジとは違う反応を見せた。
キ「ばかじゃねぇの！？なんであぶねぇ行動すんだよ！」
こ「それでお前の身に何かあったらおまっ、どうすんだよ！」
貴「えええぇ…」
フ「ま、まぁまぁ。二人とも落ち着いて。こうしてAは無事な状態でいるわけだし。鍵もゲットできたし」
ヒ「結果オーライ」
キ「…まぁ良いけどよ。あんま勝手に動くなよ…？」
貴「…はーい」
キヨがガチで心配してる感じで頭に手を置いてきたので、私もそれに応えて真面目に返す。
ガチなの、調子狂うからやめてほしい。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ゆうさ.(プロフ) - スピカさん» わあああすごい具体的な感想ありがとうございます！！ 今後の参考にもなります……！ ストーリーは大体思いつきなので、濃いとか言われるとめっちゃ嬉しいです！！ コメントありがとうございました。頑張ります！！ (2015年8月7日 18時) (
レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - こんにちわ！！最近、ヒラさんにハマっててこの小説を見つけました！！話のつなぎ方とか、ストーリーが面白くて、引き込まれました！！他の作品も読ませてもらってます！！ゆうしんの話はどれもストーリーが濃くて好きです。これからも頑張ってください！！ (2015年8月7日 16時) (レス) id: 04e82d179c (このIDを非表示/違反報告)
漓霧☆@元々Rei★です！名前変えますた(プロフ) - ゆうさ.さん» あたりまえ！！(ｷﾗｯ (2014年12月3日 0時) (レス) id: cbb27661a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうさ.(プロフ) - 漓霧☆@元々Rei★です！名前変えますたさん» 天才じゃねぇよwwてかコメントめっちゃしてる… (2014年12月2日 0時) (レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
漓霧☆@元々Rei★です！名前変えますた(プロフ) - すごいなぁーさすが天才 (2014年12月1日 22時) (レス) id: cbb27661a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうさ.(妃椏) | 作成日時：2014年11月1日 16時
