青い翼と輝く未来【獣電戦隊キョウリュウジャー】 (ページ48)

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ブレイブ13:敵が味方に！？マッドトリンVSデスリュウブラック4 ページ48

赤「このままじゃキリがねぇ…根本の大地の闇を封印しちまわねぇと」

緑「何か方法はないのか…！」

弥生「方法ならあります」

ﾄﾘﾝ「！……」

弥生「伝説のギガント砲です」

ﾄﾘﾝ「！あの時聞いてたのか、弥生…！」

アクア『ギガント砲…？』ﾎﾞｿｯ

ﾄﾘﾝ「だが、それは不可能だ！」

赤「どういうことなんだ？弥生」

弥生「ブラギガスに相棒の閃光の勇者がいればギガント砲を出せるらしいんです。でも…ブラギガスのパートナーは…」

ﾄﾘﾝ「…あぁ、私だ！デーボスの生まれのこの魔剣神官トリンだ…！それが閃光の勇者になるなど有り得ない！私の無力のせいでブラギガスは一度死んだのだ…それにアクアも…！」

アクア『！…ムゥ…』

赤「トリン、俺はあんたが正しい男だって知ってる」

緑、弥生「コクッ」(頷く)

赤「初めて島で会った時から、何故か外見に惑わされることなくそれを信じれたぜ」

緑「俺もそう思った…きっと、歴代のキョウリュウジャー全員がそうさ！もちろん、ホワイトもね」

弥生「コクッ」(頷く)

赤「だからこそあんたはブラギガスの相棒になった、なら閃光の勇者は、トリンしかいねぇ」

ﾄﾘﾝ「ッ…！」

赤「ブレイブは元々あんたの愚痴だ、元祖のあんたに不可能なんかねぇ」

ﾄﾘﾝ「！」

赤「先に行って待ってるぜ！」

緑「うん」

タッタッタッ

ピカーンッ

ﾄﾘﾝ「…無理なものは無理だ…私は弱い…」

アクア『！！』

弥生「え…！りかちゃんがマッドトリンに攫われたそうです…！」

ﾄﾘﾝ「！？なんだって！ッ…！」

弥生「トリン、行ってください」

ﾄﾘﾝ「…ッ…！しかし…私が力になれるとは…」

弥生「お前は強い」

ﾄﾘﾝ「…！」

弥生「お前自身それを信じろよ。…私が大好きな人からもらった言葉です。この言葉で私は、自分でも人の力になれることを知りました」

ﾄﾘﾝ「……」

弥生「ギガント砲の一番安全な撃ち方は私が見つけます」

ﾄﾘﾝ「…私は…」

アクア『あ～ぁ、そんなトリン私好きじゃないなぁ～』

ﾄﾘﾝ「！？アクア…！」

弥生「アクアちゃん…」

アクア『………』

ﾄﾘﾝ「…ガッカリしただろう…アクア…こんな私に…」

アクア『…ガッカリって言うより…ちょっと、寂しいかな…』

ﾄﾘﾝ「…寂…しい？」

アクア『トリン……いつものトリンに戻ってよ』ｷﾞｭｰ

ﾄﾘﾝ「！」

アクア『…今のトリンの心には、少し闇が見える…』

ﾄﾘﾝ「ッ…」