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▽9 ページ9

｢京治。｣









教室に入り京治がいるか確認する。









荷物がない。









｢もう、部活に行っちゃったのかな？｣









仕方なく教室を出て階段を降りた。









ちょうど、２階にさしかかったときだった。









トンッという軽い音と共に私は宙に浮いた。









一瞬なにが起こっているのか、わからなかった。









これが『落ちる』感覚だと気づくのは数秒後の話で









鈍い音がして私は思いっきり床に打ち付けられた。

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作者名：鹽音 | 作成日時：2016年4月12日 22時

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