Heart 43 今夜は ページ9
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｢ん.....｣
目が覚めるとそこは医務室のベッドの上。
時計を見るともう真夜中の時間ー。
...右手がなんだか暖かい。
起き上がって見るとローが、ベッド脇に座ったまま、ベッドに突っ伏して、私の手を握り眠っていた。
...頭がなんだかジンジンする。
泣きすぎたせいだろうか。
ロー｢ん...A、目覚めたか。｣
私が起き上がったため、その揺れでローも目を覚ましたのか、ローも顔を上げた。
｢...ごめんね。急に取り乱して。それにありがとう。ずっとそばにいてくれたの？｣
ロー｢...あぁ。俺がそばにいたかったから。全然大丈夫だ。｣
ローは僅かに微笑みそう言った。
ロー｢......少しは落ち着いたか？｣
心配そうにローは私に問いかける。
｢うん。もうだいぶ...さっきは急だったから、ちょっと気が動転しちゃったみたい。みんなもびっくりさせちゃったわね。｣
あはは...と笑って誤魔化す。
｢...エースは、昔はそりゃあ好きだったけど、今はもう振られた身だし。あんなに強いエースが海軍に掴まって公開処刑だなんて驚いたけど...でももう私がどうこうできる問題じゃないし、私が関わればエースにまた怒られちゃう。だから...きっと親父さんならエースを助けに行くだろうし、エースを助けてくれる。私はそれを信じて見守るわ。｣
ロー｢...Aはそれでいいのか？｣
｢何よその質問。いいに決まってるでしょ。私には、今ローがいるもの。｣
ローの手を握り返し、ニコッと微笑んだ。
｢...ねぇ、今日はローの部屋で寝ていい？｣
ロー｢...！！どうした、珍しいな、Aがそんなこと言うなんて。｣
｢...なんか今夜はローと一緒にいたい。｣
ロー｢...わかった、じゃあ行こう。｣
私はローと手を繋いだまま、ローの部屋へと移動した。
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紫 音(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます(T_T)次が最後になりますので、良ければ最後までご覧下さい！！ (2020年7月8日 20時) (
レス) id: 53e5115030 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2020年7月5日 15時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年7月4日 0時
