抑えきれない気持ち ページ6
いちばん最後にやってきたAとのデート
普段から他の奴らが傍にいて なかなか二人きりになれないから
今日はすごく楽しみにしていた
天気もいいし 散歩したり買い物したり美味しい物食べたりしたいなって
とりあえずお昼に行くカフェだけ予約して
あとは行き当たりばったりでいこうと思った
結構歩くから楽な服装でって言ったら
きれいめカジュアルですごくAに似合ってて
「可愛い」っていうと照れてて 他の奴には見せたくなくて急いで家を出た
車の中でもリラックスしてるみたい
俺とのトレーニングの話になって 最近体にいい変化があったって感謝された
俺的にはそのままのAが好きだよって伝えると
ちょっと頬が赤くなってた
今日は今まで我慢してたぶん 可愛いも好きもガンガン伝えようと思ったるんだ
カフェに向かう道々 寄り道しながらいろんな話をした
今までこんなに話したことないから 知らなかったことばかり
家族の話とか 学生時代の話とか
あっという間に楽しい時間って過ぎるよね
気が付けばもうお昼の時間で 予約していたカフェに到着していた
おススメのオムライスとケーキを 美味しそうにモグモグ食べている様子に
気付いたら告白していた
いつまでも俺の隣に居てほしい
他の奴らがAの事 本気で好きなのは分かってる
だけど 誰にも負けないくらい好きだって自信がある
岩「Aのこと 初めて会ったときから好きでした
すぐに返事はしなくていいから 俺の事考えてみて」
「・・・うん 分かった 好きって言ってくれてありがとう」
強敵揃いだけど 自分の気持ちはちゃんと伝えた
結果がどうであれ後悔はない
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年10月5日 11時
