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俺の側で ページ4
長かったな〜やっと来たAさんとのデート
他の奴らも Aさんが好きなのは分かってる
きっとそれぞれ告白したんだろうな
デートが終わるといつも考え込んでいたAさん
俺まで悩ませたら可哀想かなって思ったけど
やっぱり一緒に居ると 俺だけのものにしたくて
ゲーセンでは 凄く楽しそうにしてたし
ラーメン屋でも美味しそうにラーメンを食べるすがたが
可愛くて
手を繋いで帰ったら まだ離れたくなくて
部屋に来てと誘ってみた
「お邪魔します」
俺の部屋に入ってきたAさん
ちょっと緊張するな 誘っておいてあれだけど
何話そう
「うわ これ可愛いね」
俺がコレクションしてるキャラクターグッズに
目を輝かせてる
Aさんの方が可愛いよ
深「好きなんだよね このキャラクター」
しばらくしてソファーに座ると
「今日は楽しかった ゲーセンなんてなかなか行かないから
お土産も沢山もらっちゃったし」
深「喜んでもらえて良かった
他の奴らも色々な所につれてったんでしょ」
「そうだね 大事なお休みなのに」
深「大事なお休みだからAさんと一緒に居たいんだよ
俺もその一人だけどね」
そっと見守ってAさんの小さな手を握って
深「Aさん 好きです
俺のそばにいて欲しい」
引き寄せて抱き締めると 電車の中で感じた
優しいかおりと柔らかさに 離したくないって
抱き締める腕に力が入った
心の中で 俺を選んでと願いながら・・・
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年10月5日 11時
