大好きな君へ ブラックside ページ16
日ごとにAさんを好きな気持ちは強くなり
他のやつもアプローチをしてる事も知って
俺もどうにかしなくてはと焦っていた
最近は部屋の片付けも、Aさんのやり方を実践してるから
そんなに散らかってないけど、二人っきりになる理由に使うことにした
久しぶりに俺の部屋に来たAさん
「あれ？そんなに散らかってないね」
最近二人っきりに慣れてないことを伝えたら
頭をなでていいこいいこって
完全に子ども扱いじゃん
ちょっとムッと来たから頭をなでていた手をつかんで
自分の胸の中に閉じ込めた
やっぱりAさん いい匂い、自分の心臓が壊れるんじゃないかってくらい
ドキドキする
それを気づかれないように耳元で
目「Aさん 俺の事子ども扱いしてる？」 そしたら俺が怒ったのかと勘違いしたみたい
子ども扱いしてほしくなくて、男として見てって言ったら
ちゃんと男として見てるって言ってくれて
ドキドキしてくれてるって
確かにAさんのドキドキが伝わってきた
どさくさに紛れて
目「あたりまえじゃん 好きな人抱きしめてるんだもん」 って言ったらAさんも同じ気持ちだった
えっ！？ちょっと待って
同じ気持ちって 思わず抱きしめていた腕を緩めてAさんの顔を見つめて
ちゃんとAさんの気持ちを言葉で聞きたくて
目「えっ それって ちゃんと言って 俺バカだからわかんない」
って言うとちょっと恥ずかしそうに
「好きだよ蓮くん」
聞きたかった一言に、もう嬉しすぎてまたギュっと抱きしめてしまった
嬉しすぎていきなりAって呼び捨てしたら
Aさん顔がみるみる赤くなって もう可愛くて可愛くて
ちょっといじったら
チュッてキスされて、今度はこっちが赤くなってしまった
きっとAさんの方が上手だな
こんな感じも悪くないなって
きっとAさんだからそう思えるんだな
今日からAさんは俺の彼女になってくれました
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年10月5日 11時
