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ずっと二人で オレンジside ページ14
深「それにして まさか康二が個展をひらくなんてな」
阿「あの写真コンクールでグランプリだもん」
佐「そうだよな〜 もう巨匠の風格だよな」
向「もう やめてや」
ラ「テーマは 私の大切な人」
目「モデルが良かったよね」
向「それは 当たり前やろ 俺の一番大切な人やもん」
宮「あの写真は 康二にしか撮れないよね」
「もう恥ずかしいからやめて〜」
渡「あれはホントにキレイだった 実物もきれいだけど
やっぱり俺のスタイリングが良かったんだな」
向「その節はありがとね しょっぴー」
岩「康二の写真にさらに温かみが加わったよな」
向「照兄〜」
「もう 泣かないの」
子供みたいにうれし泣きしてもうた
こんなに褒められることは人生でなかったから
やっぱりAちゃんと出会えて いろんなものがキラキラして見える
温かい気持ちになる
写真との向き合い方も変わってきた
個展にも沢山の人が見に来てくれて 仕事も前より忙しくなった
向「ふ〜 疲れた」
「お疲れ様 大丈夫？」
向「うん 疲れてるけど しんどくないよ」
「そっか ねぇ 覚えてる？ 昔コンテストで後輩に負けたって泣いたこと」
向「あぁ そんなことあったな〜 あの時はAちゃんがいてくれたから
腐らずに今まで頑張れたんや」
「私は何もしてないよ」
向「ちゃうで あの時俺の事抱きしめてくれて ホントに力もらった
これからもずっと俺のそばにいて」
「うん もちろんだよ」
これからもずっと 俺のそばに・・・
おしまい
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年10月5日 11時
