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私side
佐久間さんからお店の場所と時間が送られてきた
会う日は少し落ちついた服装とメイクをした
お店につくと個室に案内される
もうそこには佐久間さんがいた
「遅れてごめんなさい」
佐「全然 俺が早く来過ぎただけだから 座って」
久し振りに見る佐久間さんは 少し元気がなさそう
きっと私が何を言うのか分かっているのだろう
佐「ここはね〜なんでも美味しいって 仕事仲間が教えてくれたんだ
Aさんは何食べたい？」
「それじゃ カルボナーラとルッコラのサラダで」
佐「じゃあ 俺はこれにしようかな お酒も飲める人かな？」
「少しは それじゃ このおススメの白ワインで」
佐「了解」
料理を待つ間に話してしまおうと思った瞬間
佐「Aさん 俺の話聞いてくれる？」
佐久間さんから切り出してきた
「はい」
佐「最近Aさんのメッセージが気になって
俺の思いを押し付けすぎたかなって
きっと感じてるかもしれないけど Aさんのこと
会ったときから好きって思っちゃって
自分の気持ち抑えきれなくて押し付けすぎたかなって
ごめんなさい」
目の前で頭を下げる佐久間さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになる
「頭をあげてください 佐久間さんが悪いわけじゃないんです
私個人の問題なんです
確かに佐久間さんからのメッセージを読んでて もしかしたらって感じました
でも今はその気持ちに応えられないなって
だからあまり気を持たせたくなくて あんな返事ばかり返してました
佐久間さんはお若いし きっともっとお似合いの人が現れますよ」
佐「若くないですよ こう見えて29ですから」
「えっ そうなんですか もっと若いと思ってました
でも私より6歳も若いですよ」
佐「6歳上？見えないですよ ていうか歳は関係ないです」
「ごめんなさい 今は正直恋愛に向き合うのが怖いんです」
佐「何かあったんですか？」
これを言ったら諦めてもらえるかな
「分かりました お話しますね」
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年11月9日 16時
