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毎日のように来てた電話やメッセージが急に来なくなった
そんな日が1週間たった
私からは一度も電話したりメッセージを送ったりしてなかったから
どうしようかと悩んだ
きっと忙しいんだろうな
ほとんど毎日のようにテレビで見かけるし
でもメッセージくらいならいいかな
「お疲れさまです 最近忙しいみたいだね 体にだけは気を付けてね」
それだけを打って送信した
すぐに既読がついて 電話がかかってきた
「もしもし」
佐「ゴホゴホ もしもし・・・」
「さっくん？どうしたの？風邪？」
佐「うん １週間前から体崩して・・・仕事休めないから頑張ってたんだけど・・・
今日はもうどうにもなんなくて 熱も出ちゃって・・・」
なんだか涙声
「さっくん 今から行くから 住所送ってね」
佐「いや ダメだよ Aちゃんにうつしちゃうかもしれないし」
「大丈夫 今から行くから」
電話を切って急いで必要なものを買ってさっくんの家に向かった
「うわ〜 この大きなマンションだったんだ」
確かに歩いて行ける場所にあった
ピンポーン
オートロックが解除されて 急いでさっくんの家に向かった
ピンポーン ガチャ
中から顔色の悪いさっくんが ふらりと出てきた
佐「Aちゃん 俺大丈夫だから」
「何言ってるの いいから 中はいるね」
部屋の中に入ると 服が脱ぎっぱなし
コンビニ弁当の空き容器がいくつもあった
「とりあえず さっくんはベットに行って
ちょっとオデコ触るね 熱いね 手も貸して・・・冷たいからまだ上がるね
ご飯は食べた？」
佐「食欲なくて 昨日からあんま食べてない」
「わかった 薬飲まなくちゃならないから ちょっとは食べようね」
さっくんをベットに寝かせて オデコにシートを貼った
さてと まずは部屋を片付けて 湯たんぽの準備
湯たんぽが出来たらさっくんの足元に入れた
卵がゆを作って 自分の分の夕飯も作った
「よしできた」
寝室におかゆを持って行くと さっくんは眠っていた
「さっくん ご飯できたよ 起きれる？」
佐「うっ うん」
「あっついからふうふうしてあげるね」
蓮華に乗せてふうふうしてあげて さっくんの口ものに運んだ
佐「もぐもぐ・・・美味しい」
「味わかる？ならよかった ゆっくり食べよう」
時間をかけて全部食べてくれた
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年11月9日 16時
