ちょっと重めな俺だけど

38 ページ38

岩本said

今日の飲み会はまさかの事実に驚いた

一番驚いたのはふっかとAが血のつながらない姉弟だったってこと
思わず泊るの禁止って言ってしまった
血がつながってない あんなきれいな人と一緒に寝るなんて
冷静に考えたら 普通じゃありえないけど
姉として大切にAの事思ってるんだなって感じた
後で謝らなくちゃ

それにまさか佐久間までAの事が好きだったなんて
前から尊敬してる 憧れてる先輩だって言ってたけど
恋心があったんだなんて
向井はなぜだか阿部にドキドキしてるみたいだけど

タクシーの中では もっと飲みたかったとむくれてるA
あれ以上あの場で可愛い姿見せたら 俺としては耐えられない
俺だけなら全然大丈夫なんだけど

明日は二人とも休みだから 急遽俺の部屋に泊ることにした

「お泊りセット持ってきてない」

っていうからコンビニで降ろしてもらって いろいろ買いこんで
二人で手をつないで夜道を歩いた

隣から鼻歌が聞こえてきて なんだかニコニコ笑ってるから

岩「鼻歌なんか歌ってどうしたの？」

「なんか幸せだな〜って思って」

岩「そっか 俺も幸せ」

俺の家について 中に案内すると
キョロキョロしてて その姿も可愛くてにやける

部屋の一角を見て固まってる

あっ そうだよね 固まるよね
男の部屋に似つかわしくない 可愛いお家と動物たち

説明すると納得したみたいで
小さい時に集めていたって やっぱり女の子だな〜
結婚して女の子が産まれたら 二人のコレクションで遊ばせたいな〜なんて
未来を想像してしまった 俺にやけてないかな

39→←37

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す