ちょっと重めな俺だけど

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今日は照君の会社で打ち合わせ
仕事だからいつものペースで

「それじゃ ここの部分はうちの阿部が担当しますので
　其方はどなたが？」

岩「こちらは向井が担当します」

向「阿部さん よろしく頼みます〜」

阿「こちらこそ よろしくお願いします」

にっこり阿部君が微笑むと

向「ハスっ あかん 同性なのに可愛い あざといわ〜」

「気を付けてくださいね 同性でも落としちゃうんで この子」

岩「そうなの？」

「うん 取引先の社長さんとか彼のファンが多いの」

阿「もう変なこと言わないでくださいよ 僕はその気ないですから」

怒ってる顔もあざとい

岩「Aさんは落ちなかったの？」

「私？落ちるもなにも職場の後輩だよ そういう気にならない」

阿「はぁ〜 後輩という立場が憎い」

岩「俺後輩じゃなくてよかった」

「なんの話？」

向「鋭くない俺でも分かるで〜 Aさん鈍感なんやな〜
　 阿部さん話聞くで」

阿「向井さん 分かってくれる？ 今日飲みに行っちゃう？」

向「せやな〜 親睦を兼ねていきますか
　 照兄とAさんも一緒に行きましょうよ」

「いいですね 久々に行こうかな」

岩「えっ Aさんはやめておいた方が良いんじゃない？」

「なんで？」

岩「いや〜 だって あんな可愛い姿・・・」

「なに？ 聞こえない」

阿「分かりますよ 酔うと可愛くなりますよね Aさん」

なんかこそこそと照君と阿部君が話している

久々外で飲めると思うと仕事も進む進む

定時には仕事が片付いて阿部君が予約した店に急いだ

阿「Aさん 今日はとことん飲みましょうね」

「どうしたの？なんかあった？」

阿「こうやって Aさんと飲むこともそうそうなくなると思うんで」

「どうして？ 」

阿「もう そういうところですよ 彼氏が出来たんだから
　 男と飲みに行くなって 控えないと
　 特に岩本さん そういうのイヤなんじゃないかなって」

「うぅ〜 わかる？
　なんか凄く心配されるというか 私そんなモテないのに
　自覚もってとか怒られちゃうし・・・」

阿「それは 岩本さんの言う通りですよ
　 A先輩 凄くモテますからね」

「いやいや 私口説かれたことないよ」

阿「僕が全力で阻止してましたから」

「へっ？ どういうこと？」

阿「僕A先輩の事 好きだったんですよね
　 だから 悪い虫は排除してました」

にっこり微笑むけどちょっと怖いんですけど

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